日本人最高の10位浮上「去年より自信がある」 26歳米澤蓮が飛ばし屋海外選手から学んだマインド
米男子ゴルフツアーのベイカレント・クラシック第3日が11日、神奈川・横浜CC(7315ヤード、パー71)で開催された。39位で出た米澤蓮(パルコホーム)が、7バーディー、1ボギーの65で回って通算7アンダーとし、日本人最高位の10位に浮上した。首位で通算12アンダーのサンダー・シャウフェレ(米国)らとは5打差。昨年8月、同じ横浜CCで開催された国内ツアー大会で優勝を飾った米澤は、虎視眈々と快挙を狙っている。

ベイカレント・クラシック第3日
米男子ゴルフツアーのベイカレント・クラシック第3日が11日、神奈川・横浜CC(7315ヤード、パー71)で開催された。39位で出た米澤蓮(パルコホーム)が、7バーディー、1ボギーの65で回って通算7アンダーとし、日本人最高位の10位に浮上した。首位で通算12アンダーのサンダー・シャウフェレ(米国)らとは5打差。昨年8月、同じ横浜CCで開催された国内ツアー大会で優勝を飾った米澤は、虎視眈々と快挙を狙っている。
冷たい雨の中、26歳の米澤がグンとスコアを伸ばした。インスタートで12番パー4を皮切りに7バーディー。65でフィニッシュすると、「ティーショットがずっと良くて、昨日まではパッティングがいまいちだったんですけど、今日はチャンスで入ってくれたので、そこが良かったなと思います」と振り返った。
スコアアップ最大の要因は、ドライバーショットの安定感だ。
「フェアウェーが広いので、思い切っていけるホールも多いですし、今年に入ってからドライバーがすごく良いので自信をもって打てているのかなと思います。(雨で)タフなコンディションでしたけど、すごくいいプレーができました」
昨年8月、米澤は同じ横浜CCで開催された国内ツアーの横浜ミナト チャンピオンシップで優勝。世界最高峰PGAツアーの今大会は、パーは共通の71ながら総距離が106ヤード長くなり、グリーン周りが刈り込まれているホールがあるなど、よりタフになっている。米澤自身もそれを実感しているが、ドライバーショットは当時よりも精度を増しているという。
「(コースの)相性はいいですね。ただ、優勝した時よりもティーもいくつか違いますし、レイアウトも違うし、シーズンも違うので、全然違うコースを回っている感じです。それにドライバーが去年よりもいいので、距離が長くてタフでも割と自信を持ってプレーできています。グリーンはちょっとソフトにはなっていますけど、そんなにスピードも落ちていない感じですし、素晴らしいです」
昨年もPGAツアー大会として開催されたZOZOチャンピオンシップ(千葉・アコーディアG習志野CC)に出場。22位と健闘したが、満足はしていなかった。
「今年は『いい経験』で終わりたくないです。去年よりも自信を持ってここまで戦って来れましたし、自分がこれからPGAを目指すにあたって、今後、何が必要かを確認するにはこれ以上ない舞台だと思っています。なので、全力で1つでも上の順位を目指しながら、他の選手のプレーを見て勉強したいなと思って来ました。それができています」
感じたことは、海外の選手が日本のコースでも思い切り飛ばして、「曲がったらその時に考える」という雰囲気でプレーしていること。そのマインドに共感する米澤は、今年も「ハマの王者」になるべく、最終日に5打差を追っていく。
(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)
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