34歳・石川遼、69位後退で「これが今の状態」 復帰を目指す米ツアー予選会まで2か月
米男子ゴルフ(PGA)ツアーのベイカレント・クラシック第2日が10日、神奈川・横浜CC(7315ヤード、パー71)で開催された。59位で出た石川遼(CASIO)は、2バーディー、1ボギー、1トリプルボギーの73で回って通算5オーバーとし、69位に後退した。かつてPGAツアーでプレーし、34歳の今も「復帰」を狙う石川は「今の状態」を冷静に受け止めていた。

横浜CCで開催 ベイカレント・クラシック第2日
米男子ゴルフ(PGA)ツアーのベイカレント・クラシック第2日が10日、神奈川・横浜CC(7315ヤード、パー71)で開催された。59位で出た石川遼(CASIO)は、2バーディー、1ボギー、1トリプルボギーの73で回って通算5オーバーとし、69位に後退した。かつてPGAツアーでプレーし、34歳の今も「復帰」を狙う石川は「今の状態」を冷静に受け止めていた。
バーディーを先行しながら、14番パー4で痛恨のトリプルボギー。「ロケーションが苦手」で生じた迷いなどからミスが重なったという。体調に問題はなく、「昨日よりコンディションもやさしかった。チャンスも作れた」が、それを結果につなげられなかった。
「ミドルパットを決められなかったり、ロングパットの距離感が合わないとかですね」
15歳の高校1年で国内ツアー初優勝を飾った石川は、22歳の2013年から17年までPGAツアーを主戦場にしていた。同年秋から国内ツアーに戻るも、抱いている思いは「PGAツアー復帰」。昨年に続き米ツアー予選通過50回以上の資格で、来季に向けた同ツアー2次予選会(12月2~5日、米国各地5会場)にエントリーも済ませている。
各会場から上位15人ほどが最終予選会(12月11~14日、フロリダ州)に進出。そこで5位以内ならレギュラーツアーの出場権を得られる「狭き門」だが、主催者推薦出場となった今大会で勝てば、ツアー出場権を獲得できる規定になっている。
だが、首位で通算12アンダーのマックス・グレイサーマン(米国)とは17打差。石川はこの現実を直視して言った。
「大の苦手ロケーションの時に、コミットしきれていないのはあります。そこは向き合っていきたいと思います。動じても打たなきゃいけないところなのか、打たなくてもやっていけるホールなのか、マネジメントはできるかなと思う。結構きついですが、これが今の状態であり、他のティーショットがうまい選手との違いでもあるので」
残り2か月。石川は課題と向き合いながら、世界への扉を開きにいく。
(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)
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