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日本バレー観客に「イタリアでは考えられない」 石川祐希ら率いるペルージャ監督が唸った光景

バレーボール男子日本代表の石川祐希を擁する欧州チャンピオンズリーグ(CL)覇者ペルージャ(イタリア)が8日、SVリーグ初代王者サントリーサンバーズ大阪との国際親善試合・第2戦(有明アリーナ)を行い、3-0(25-19、25-21、25-18)で勝利。アンジェロ・ロレンツェッティ監督は、日本バレーファンの熱気に思わず視線を奪われ「イタリアでは考えられない」と舌を巻いた。

ペルージャのロレンツェッティ監督(左)と石川祐希【写真:YUTAKA/アフロスポーツ】
ペルージャのロレンツェッティ監督(左)と石川祐希【写真:YUTAKA/アフロスポーツ】

男子バレー国際親善試合、ペルージャ監督が語った日本バレーの印象

 バレーボール男子日本代表の石川祐希を擁する欧州チャンピオンズリーグ(CL)覇者ペルージャ(イタリア)が8日、SVリーグ初代王者サントリーサンバーズ大阪との国際親善試合・第2戦(有明アリーナ)を行い、3-0(25-19、25-21、25-18)で勝利。アンジェロ・ロレンツェッティ監督は、日本バレーファンの熱気に思わず視線を奪われ「イタリアでは考えられない」と舌を巻いた。

 第1戦(7日)に続いて、欧州CL王者として貫禄の2連勝を飾ったペルージャ。試合後、会見場の椅子に座ったロレンツェッティ監督に、日本メディアから試合の総括が求められた。だが、ここで真っ先に触れたのは会場の雰囲気と日本バレーファンへの賛辞だった。

「この2日間、とても素晴らしい試合になった。別の場所で(エキシビションマッチを)行った時には、混乱しか感じられなかったが、今回日本で行われたこの試合に関してはそういうものは一切ない。もう本当に素晴らしい2日間だった」

 23年の世界クラブ選手権で連覇を果たした際、3位に入ったサントリーと接触したのをきっかけに提携、今回の親善試合が実現した。イタリア国内において過去、アジアへ遠征したバレーボールチームはゼロ。ペルージャが史上初となった今回のジャパンツアーでは、コート外での発見があったという。

 その1つが客席の光景。「日本の観客は何かスピリチュアルな儀式に接しているかのように本当に静かに聞く」。得点が決まれば大声援が沸き起こるが、必要以上に騒ぎ立てない。いわば、行儀の良さに惹かれた。

「イタリアも会場の雰囲気も素晴らしい。だが、1つ1つを見逃さないように静かに注視しているという雰囲気はヨーロッパ、イタリアでは感じたことがない。しっかりと観客の方々にジャッジされているなという雰囲気を感じた」

 さらに「イタリアでは考えられない」と、目を丸くしていたのが観客の動員数。7日の第1戦には1万4158人(※1万4001人発表から訂正)が集まり、2日目も1万4084人が駆け付けた。12チームで形成されるトップリーグのセリエA1では、1試合平均3000人弱。「これだけの人数を呼べるのだということは素晴らしい。しかもシーズン前だ」と脱帽するばかりだった。

 会見を終えた直後には「記者たちをバックにセルフィーを撮らせてほしい」と言い、スマホを片手にシャッターを切ったロレンツェッティ監督。会場の笑いを誘う陽気な一面を覗かせながら、笑顔でその場を後にした。

(THE ANSWER編集部・橋本 啓 / Akira Hashimoto)

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