走らない打者を見逃さず… マ軍の“頭脳的併殺”に米反響「打者をベンチに下げろ」
米大リーグで1死一塁の場面から打ち上げた内野フライに打者が走らず、これを見逃さなかった守備陣が咄嗟にバウンドさせ、併殺を完成させるという頭脳的ゲッツーが発生。実際のシーンを球団が動画付きで公開すると、米ファンに「何が起こったんだ?」「今年最高の出来事だ!」「打者はベンチに下がるべき」と喝采と反響を呼んでいる。
打者の緩慢プレーを突き、わざと落球でゲッツー完成「今年最高の出来事だ!」
米大リーグで1死一塁の場面から打ち上げた内野フライに打者が走らず、これを見逃さなかった守備陣が咄嗟にバウンドさせ、併殺を完成させるという頭脳的ゲッツーが発生。実際のシーンを球団が動画付きで公開すると、米ファンに「何が起こったんだ?」「今年最高の出来事だ!」「打者はベンチに下がるべき」と喝采と反響を呼んでいる。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)
球場の誰もが驚いた。19日(日本時間20日)、マリナーズ―エンゼルスの一戦。3-3と同点で迎えた8回、エンゼルスの1死一塁の攻撃の場面だ。ボーアがフライを打ち上げた。一二塁間に上がった飛球は、引っ張りを警戒したシフトのために位置していた三塁手ヒーリーが捕球態勢に入る。2アウトか。そう思った次の瞬間だ。
ヒーリーはグラブを出すことなく、バウンドさせた。なぜなら、打者のボーアが走ることなく、引き揚げようとする姿を見ていたからだ。ヒーリーは余裕を持って拾い上げ、遊撃手に送球。これで一塁走者は封殺となり、続けて一塁に転送し、打者のボーアもアウトに。頭脳的かつ変則的な「5-6-3」の併殺が完成したのだ。
ルール上、1死一塁ではインフィールドフライが宣告されない。怠慢プレーをきっちりと突かれたボーアはバツの悪そうな顔を浮かべ、ベンチのオースマス監督は「何をやっているんだ」と言わんばかりに呆然とした表情を浮かべた。
マリナーズ球団公式インスタグラムは「三塁手へのゴロアウトで5-6-3のダブルプレー、きっと気に入るだろう」と実際のシーンを動画付きで公開すると、マリナーズファンはしてやったりの心持ちで、続々とコメントを寄せている。