ベッツが告白した苦悩「最後までここで終えられるか…」 遊撃転向、打撃不振…好転できたワケ
米大リーグのドジャースがレギュラーシーズン終盤、パドレスに競り勝ちナ・リーグ西地区優勝を決めるうえで、大きな役割を果たしたのがムーキー・ベッツ内野手だ。夏場までは深刻な打撃不振にあえいだものの、9月は打率.299、6本塁打。地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」は、ベッツが抱えていた不安と、シーズン終盤に変身できた理由を特集している。

遊撃でシーズン全うできるかという不安から
米大リーグのドジャースがレギュラーシーズン終盤、パドレスに競り勝ちナ・リーグ西地区優勝を決めるうえで、大きな役割を果たしたのがムーキー・ベッツ内野手だ。夏場までは深刻な打撃不振にあえいだものの、9月は打率.299、6本塁打。地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」は、ベッツが抱えていた不安と、シーズン終盤に変身できた理由を特集している。
ベッツはポストシーズンを前に「開幕の時点では、最後までここ(ショート)でシーズンを終えられるか分からなかった。途中でポジションを変える必要が出てくるかもと思っていた。信頼の問題とかいろいろな理由で、本当にどうなるか分からなかったんだ」と口にした。昨季もショートでシーズンインしたものの、守ったのは65試合。途中から外野に戻っていた。それが今季は遊撃を148試合守り、文字通りのレギュラーとなったのだ。
この成果については「シーズンを通してやり遂げられたことを誇りに思っている。自分が決めたメジャーリーグでショートを守るというゴールを実際に達成できたことをやり遂げたし、うまくできたと言えるのがうれしい」と満足げだ。
ベッツはレッドソックス時代から二塁を中心に内野を守ることもあったが、メジャーで遊撃に挑戦するのは昨季が初めてだった。オフの間はコーチのクリス・ウッドワード氏や親友で、エンゼルスのベンチコーチのライアン・ゴインズ氏、そして元ゴールドグラブ賞ショートのトロイ・トゥロウィツキー氏と練習を重ねていたという。そして「考えなくても自然に動けるようになった」瞬間が訪れたのだという。
「もう、ただプレーできるんだよ。今ではショートの守備に入るときでも右翼に行くときの感覚なんだ。何も考えないんだ。自分のトレーニングが十分だから、自分を信じて、自分ができることを信じている。そして今は、もう楽しいだけ。打球が来たら楽しむんだ」
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