敵地フィリーズ戦

　米大リーグ・ドジャースの佐々木朗希投手は4日（日本時間5日）、敵地で行われたフィリーズとの地区シリーズ第1戦の9回に登板した。二塁打を1本打たれたものの、きっちり無失点でプロ初セーブをマーク。5-3で勝ったチームに貢献した。見逃し三振を奪った変化球に、日本ファンも驚いた。

　先頭リアルミュートを硬直させた。追い込んでからの4球目。佐々木が投じたのはスプリットだ。抜けたかと思われたが、高めから急降下。ストライクゾーンに入り見逃し三振となった。コールを聞いたリアルミュートは思わず膝を曲げて悔しがった。

　X上の日本ファンは「平成も令和も、大魔神は佐々木なのか」「朗希の手にかかると、高めから落ちる“異次元の軌道”になる」「誰が打てんねん」「まじでナックルやな。笑」「これはまさに魔球やった」「これほんま凄い。誰も打てん」「上から落とすのはもうズルなんよ」「初見殺しすぎる」などと、メジャーでも一流の選手を仕留めた1球に騒然となっていた。

　今季からドジャース入りした佐々木。先発投手として開幕したが、右肩のインピンジメント症候群により5月から負傷者リスト（IL）入り。シーズン終盤の9月24日（日本時間25日）の敵地ダイヤモンドバックス戦でメジャー復帰すると、初のリリーフ登板を0に抑えるなど存在感を示していた。