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堀琴音メジャー初Vに感慨 畑岡に逆転負けから9年、心のモヤモヤ晴れる「絶望的なところから頑張れた」

女子ゴルフの国内メジャー・日本女子オープン最終日が5日、兵庫・チェリーヒルズGC(6616ヤード・パー72)で開催された。1打差の首位で出た堀琴音(ダイセル)が5バーディー、1ボギーの68で回り、通算19アンダーで優勝。9年前に逃した栄冠を掴んだ。

日本女子オープンに出場した堀琴音【写真:スポーツ報知/アフロ】
日本女子オープンに出場した堀琴音【写真:スポーツ報知/アフロ】

国内メジャー・日本女子オープン

 女子ゴルフの国内メジャー・日本女子オープン最終日が5日、兵庫・チェリーヒルズGC(6616ヤード・パー72)で開催された。1打差の首位で出た堀琴音(ダイセル)が5バーディー、1ボギーの68で回り、通算19アンダーで優勝。9年前に逃した栄冠を掴んだ。

 2打差をつけて首位で迎えた最終18番パー5。堀は第1打を右に曲げ、クラブから片手を離した。OBを覚悟するような場所へ飛んだが、ボールはギャラリーに当たってラフへと戻ってきた。大事には至らなかったようで、堀はギャラリーに近づきボールをプレゼント。その後、第3打でグリーンをとらえた。ウイニングパットを沈めると、一瞬感極まるような表情を見せながらも笑顔。ギャラリーの拍手を浴びた。

 2022年「Tポイント×ENEOS」以来、3年ぶりとなるツアー通算3勝目。堀は優勝インタビューで「9年前に負けたことがいまだに少し、心の中にモヤモヤがあったので、この女子オープンで勝つことが私にとっての……勝つことで認められる感じがするので。この試合を勝つために頑張ってきたので本当に良かったです」と感情を込めて語った。

 9年前の雪辱を果たした。2016年大会、最終日途中で単独首位に立ちながら後半に失速。当時アマチュアだった畑岡奈紗に逆転を許し、1打差でツアー初優勝を逃していた。

 単独首位でこの日を迎えたが「あまり寝れなかったですし、朝も食欲がなかったけれど、無理やり食べてという感じ。昨日の夜から緊張していました」と明かした。今大会もアマチュアの15歳・廣吉優梨菜が3日目を終えて1打差2位につける躍進を見せていたが、成長した堀がツアー通算3勝目をマークした。「(廣吉は)素晴らしいアマチュア選手。自分が高校1年生の時はこんなにうまくなかったなと、感心しながら回っていた。一喜一憂せず、自分のプレーに集中していた」と話した。

「山あり谷あり」のゴルフ人生。「シードも落としたし、絶望的なこともあったんですけど、その絶望的なところから頑張れたのが、今日の18ホールを乗り越えられた(要因)と思う」と笑顔で振り返った。

(THE ANSWER編集部)


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