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16歳清水空跳、大会タイ記録10秒19で国スポ優勝! 「輝き続ける選手に」インハイと2冠達成に会場拍手

第79回国民スポーツ大会(国スポ)の陸上競技は5日、滋賀・平和堂HATOスタジアムで第3日が行われ、少年男子A100メートル決勝でU18世界記録保持者で東京世界陸上代表・清水空跳(石川・星稜高2年)が決勝で10秒19(追い風0.2メートル)をマークして優勝。少年男子Bを制した昨年に続き、今季集大成となるレースで頂点に立った。

少年男子A100メートルで優勝した清水空跳(中央)【写真:中戸川知世】
少年男子A100メートルで優勝した清水空跳(中央)【写真:中戸川知世】

国民スポーツ大会陸上第3日

 第79回国民スポーツ大会(国スポ)の陸上競技は5日、滋賀・平和堂HATOスタジアムで第3日が行われ、少年男子A100メートル決勝でU18世界記録保持者で東京世界陸上代表・清水空跳(石川・星稜高2年)が決勝で10秒19(追い風0.2メートル)をマークして優勝。少年男子Bを制した昨年に続き、今季集大成となるレースで頂点に立った。

 前日に続き、朝から雨となったこの日。決勝はスタートが一度やり直しとなったものの、清水は鋭いスタートから飛び出した。混戦となったが、中盤以降も力強い走りで接戦を制した。速報タイムは10秒20だったが、正式タイムは10秒19に。会場から「おおー!」とどよめきとともに拍手が起きた。レース後は「この大会は優勝と10秒0台を目標にしていた。1台にはなったけど、(優勝が)クリアできてよかった」と安堵した。

「これから応援されるように、ずっと10秒0台1台をマークして輝き続ける選手になりたい」

 清水は今大会、3日に行われた成年少年男子共通4×100メートルリレーは石川の1走を務め、予選敗退となったものの、8レーンを走った同じく東京世界陸上代表・小池祐貴(北海道)と先頭争いを演じてバトンを渡した。雨に見舞われた翌4日の少年男子A100メートルは10秒61(向かい風1.1メートル)の組1着、準決勝は独走の10秒29(追い風0.4メートル)で組1着。順当に決勝に駒を進めた。

 準決勝後のレース後は「準決勝まで怪我なく持ってこられたことは良かった。10秒2台を目標にしていた。そこもクリアできたので良かった」と息を弾ませ、今大会のテーマについて「一番は冬季にしっかり繋げて、怪我なく終えること。優勝と欲をいえば(10秒)0台を狙いたい」と改めて言及。この日の決勝を迎えていた。

 7月のインターハイで「10秒00」の高校日本新記録で優勝し、一躍、注目の的になった16歳。9月の東京世界陸上もリレーメンバーに選出されたが、出番はなし。大会後は息つく間もなく、U20東アジア選手権(香港)に出場。27日に男子100メートル決勝を走り10秒30(追い風0.2メートル)をマークして銀メダルだったが、帰国を挟み、すぐさま滋賀に乗り込んでくる強行軍だった。

(THE ANSWER編集部)


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