耳に入った事実に「えぇ~!?」 三段跳び女王・高島真織子、挑戦と試行錯誤の1年が実を結んだ「13m64」【国スポ】
世界を跳んだジャンパーが歴史を塗り替えた。3日に滋賀・平和堂HATOスタジアムで行われた第79回国民スポーツ大会(国スポ)の陸上競技。成年女子三段跳び決勝で東京世界陸上代表の26歳・高島真織子(福岡・クラフティア)が13メートル64(追い風0.9メートル)の大会新記録で優勝した。従来の記録を22年ぶりに更新し、今季の集大成で今年1年の挑戦と試行錯誤が結実した。

国民スポーツ大会陸上
世界を跳んだジャンパーが歴史を塗り替えた。3日に滋賀・平和堂HATOスタジアムで行われた第79回国民スポーツ大会(国スポ)の陸上競技。成年女子三段跳び決勝で東京世界陸上代表の26歳・高島真織子(福岡・クラフティア)が13メートル64(追い風0.9メートル)の大会新記録で優勝した。従来の記録を22年ぶりに更新し、今季の集大成で今年1年の挑戦と試行錯誤が結実した。
事実を知らされた本人は「えぇ~!?」と仰天した。
1回目から着実に記録を伸ばした高島は、3回目に13メートル40でトップに立つと、5回目で13メートル64をマーク。花岡麻帆が持っていた13メートル53の大会記録を22年ぶりに更新し、優勝を飾った。
そして、報道陣の囲み取材で「GR(大会記録)」の事実を知らされた時だった。
「えぇー!? そうなんですか、そんな前の…? えっ、花岡さんの記録なんですか……。えぇー!? めっちゃ光栄です!」。関西出身の高島らしい驚きと喜びが入り混じった声がミックスゾーンに響いた。
実は満身創痍の状態だった。右足首に痛みを抱えた状態で9月から東京世界陸上、全日本実業団と連戦をこなした。しかし、前週の全日本実業団後にレストを入れてリフレッシュしたことが功を奏した。
コンディション面を考慮し、13メートル50以上を目標ラインに設定した今大会。「記録が残った1本は痛みなく跳べた。しっかり良いポジションで接地ができ、記録につながった」と安堵を明かした。
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