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佐々木朗希は「まだ準備できてなかった」 MLB殿堂入り右腕が「全く違った」劇的変化を称賛

米大リーグ通算213勝&154セーブを挙げた殿堂入り投手が、ドジャースの佐々木朗希投手を絶賛した。9月下旬のメジャー復帰後、160キロ超の速球とスプリットを武器に迫力のピッチングを披露。「彼はこれから素晴らしい投球を披露する」と、太鼓判を押している。

ドジャースの佐々木朗希【写真:ロイター】
ドジャースの佐々木朗希【写真:ロイター】

大投手ジョン・スモルツ氏が絶賛

 米大リーグ通算213勝&154セーブを挙げた殿堂入り投手が、ドジャースの佐々木朗希投手を絶賛した。9月下旬のメジャー復帰後、160キロ超の速球とスプリットを武器に迫力のピッチングを披露。「彼はこれから素晴らしい投球を披露する」と、太鼓判を押している。

 米スポーツ専門局「FOXスポーツ」でアナリストを務めるベン・バーランダー氏のポッドキャスト番組「フリッピン・バッツ」に登場したのはMLB殿堂入り投手のジョン・スモルツ氏。負傷を経て、メジャー復帰した佐々木について、司会のバーランダー氏から「素晴らしい逆転劇ではないでしょうか?」と問われると、大きく頷いた。

「ああ。正直に言って、彼はまだ準備ができていなかった。怪我も影響したが、彼のストレートと制球力は5、6、7イニングを投げる段階ではなかった。彼はこれから素晴らしい投球を披露するはずだ。私はそう思っているし、これからも主張し続ける。今の役割では打線全体に気を取られることもない。もう少し自由に投球できるんだ。彼には合っていると思う」

 負傷から復帰後、リリーフ起用が続く佐々木だが、スモルツ氏は「これは長期的な戦略ではないと思う」と否定。「状況はかなり好転し、全く違ったように見える」と評し、将来的には先発陣の一角に食い込める人材として、期待感を膨らませた。

「彼の資質と、若い時期に見せてきた個性は、先発としては十分すぎるほどだ。怪我をしていた選手も戻ってくるからね。来年のブルペン陣は大丈夫だろう。信じてくれ。そして、先発陣もかなりダイナミックになると思う。クレイトン・カーショーが引退した後も、次の選手にバトンは渡される。ドジャースは今年何が起ころうと、勢いが途切れることはないだろう」

 佐々木は右肩のインピンジメント症候群により5月から負傷者リスト(IL)入り。実戦復帰後は3Aで好投し、9月24日(日本時間25日)の敵地ダイヤモンドバックス戦でメジャー復帰。1回無安打無失点、2奪三振と力投した。1日(日本時間2日)に行われたレッズとのワイルドカードシリーズ第2戦でも救援登板し、9回の1イニングを打者3人で終わらせる投球を見せていた。

(THE ANSWER編集部)


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