桐生祥秀、号泣の世界陸上から初レース 国スポに出た理由「逆にここじゃなかったら…」400mリレー1走で準決へ
第79回国民スポーツ大会(国スポ)の陸上競技は3日、滋賀・平和堂HATOスタジアムで第1日が行われ、成年少年男子共通4×100メートルリレーに東京世界陸上・桐生祥秀が出場。予選で滋賀の1走を務め、39秒47の1組1着で準決勝進出に貢献した。

国民スポーツ大会陸上第1日
第79回国民スポーツ大会(国スポ)の陸上競技は3日、滋賀・平和堂HATOスタジアムで第1日が行われ、成年少年男子共通4×100メートルリレーに東京世界陸上・桐生祥秀が出場。予選で滋賀の1走を務め、39秒47の1組1着で準決勝進出に貢献した。
地元・滋賀が紹介されると、大きな拍手を浴びた桐生。力強い走りで他の選手を圧倒し、1番手で2走にバトンを渡した。39秒47の組1着で準決勝進出。レース後は「雰囲気も良いし、地元・滋賀ということで盛り上がった。建て直す前のこの競技場が、陸上競技で初めて100メートルを走った競技場なので、そういう思い出のある場所で走れて最高の経験だと思います」と息を弾ませた。
東京世界陸上は100メートル予選敗退。21日に行われた4×100メートルリレーは決勝の3走を務めたが、走り出して脚をつるアクシデントに見舞われた。6位入賞もメダルに届かず、「チームに迷惑をかけてしまった」と号泣し、責任を背負い込んだ。
あれから12日。桐生は「1走は久々。アジア大会以来なので珍しい。走り方も全然わからない」と笑い、世界選手権後はふくらはぎをつった影響で「すぐには動けない。数日前にスパイクを履いた」と明かす。
万全な状態ではなく、世界陸上代表組では欠場も少なくない中、出場を決断した理由について「開会式も出たし、僕が初めて100メートルを走った場所。同級生や普段来られない人も来られる。逆にここじゃなかったら出ていないと思う」と地元開催への想いを明かした。
(THE ANSWER編集部)
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