0封2K・佐々木朗希、PS初登板でも「ビビる感覚なかった」 逆境乗り越え圧巻投球「貢献できるように」
米大リーグ・ドジャースの佐々木朗希投手は1日(日本時間2日)、本拠地でレッズとのワイルドカードシリーズ(WCS)第2戦に登板。4点リードの9回に5番手として登板すると、打者3人を無安打2奪三振でシャットアウト。連勝のチームは地区シリーズ進出を決めた。佐々木は初登板を「凄くいいピッチングができて良かった」と振り返っている。

レッズとWCS第2戦
米大リーグ・ドジャースの佐々木朗希投手は1日(日本時間2日)、本拠地でレッズとのワイルドカードシリーズ(WCS)第2戦に登板。4点リードの9回に5番手として登板すると、打者3人を無安打2奪三振でシャットアウト。連勝のチームは地区シリーズ進出を決めた。佐々木は初登板を「凄くいいピッチングができて良かった」と振り返っている。
9回にクローザーとして登板した佐々木は、先頭のスティアへの初球でいきなり100.7マイル(約162キロ)を記録。追い込んだ後は伝家の宝刀・スプリットで三振を奪った。続くラックスへもカウント1-2から内角への89.2マイル(約143キロ)のスプリットで空振り三振。ベンチで見守った先発の山本も拍手で、頼もしい後輩をたたえた。
最後はヘイズを遊直に打ち取り試合終了。ポストシーズン初登板を、圧巻の11球で抑えきった。試合後、グラウンド上でのインタビューに答えた佐々木は、「球場の雰囲気もすごく高まっていたし、初めて9回を投げて緊張したけれど、球場に後押しされて投げることができた」と笑顔を見せた。
メジャー初となる9回の登板には「日本でも、WBCでも似たような経験をしてきた。そこまでビビるみたいな感覚はなかった」としながらも「日本と違った盛り上がり方だったり、レベルの高い戦いの中で今日は凄くいいピッチングができて良かった」と振り返った。
レッズの打順は2番スティアからクリーンナップへ続くの好打順だったが、「点差があったのでホームランを気にせず、どんどんストライクゾーンに投げ込むことを意識した。思い切ってゾーンで勝負した」と満足げ。ストレートは7球全てで160キロ超を記録。最速は101.4マイル(163.2キロ)と圧巻の11球だった。
右肩のインピンジメント症候群により5月から負傷者リスト(IL)入り。シーズン終盤の9月24日(日本時間25日)の敵地ダイヤモンドバックス戦でメジャー復帰すると、初のリリーフ登板を0に抑え、この大舞台で活躍につなげた。
「シーズン、チームの力になれなかった。シーズンは終わってしまったけれど、ポストシーズンがあるので、残りの試合でしっかり貢献できるように。それだけかなと思います」
不安定な投球が続くドジャースのブルペン陣に頼もしい男が帰ってきた。
(THE ANSWER編集部)
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