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テニスジャパンOP、驚き18歳差で準V 柚木武のダブルスペアがインド45歳なワケ「たまたま…」

テニスの木下グループ ジャパンオープン・男子ダブルス決勝が9月30日、東京・有明テニスの森公園で行われ、柚木武、R・ボパンナ(インド)組は、第2シードのE・ロジェルバセラン(フランス)、H・ニス(モナコ)組に0-2(5-7、5-7)で敗れ、準優勝に終わった。柚木のATPツアー初優勝はお預けに。それでも今大会ではシード勢を破る快進撃を披露。18歳の年の差ペアで会場を沸かせた。

ジャパンOP、男子ダブルスの柚木武とR・ボパンナ(右)【写真:ロイター】
ジャパンOP、男子ダブルスの柚木武とR・ボパンナ(右)【写真:ロイター】

ジャパンオープン・ダブルス決勝

 テニスの木下グループ ジャパンオープン・男子ダブルス決勝が9月30日、東京・有明テニスの森公園で行われ、柚木武、R・ボパンナ(インド)組は、第2シードのE・ロジェルバセラン(フランス)、H・ニス(モナコ)組に0-2(5-7、5-7)で敗れ、準優勝に終わった。柚木のATPツアー初優勝はお預けに。それでも今大会ではシード勢を破る快進撃を披露。18歳の年の差ペアで会場を沸かせた。

 厚い雲が取れ、鋭い日差しが差し込む有明コロシアム。ダブルス決勝に登場した柚木、ボパンナ組に大声援が飛んだ。

 第1セットから勢いを見せつけた。第2ゲームでブレークを奪うなど、幸先の良い立ち上がりに。ただその後、相手ペアも反撃。第7、11ゲームでブレークを奪われ、5-7でこのセットを落とした。第2セットも接戦の展開。ゲームカウント5-5で迎えた第11ゲームでブレークを奪われると、続く12ゲームも落として力尽きた。

 優勝は届きそうで届かなかった。会見では「凄く悔しい試合だった」と無念の表情。一方で今大会では準々決勝で第3シードのM・ゴンザレス(アルゼンチン)、A・モルテニ(アルゼンチン)組、準決勝では第1シードのC・ハリソン(アメリカ)、E・キング(アメリカ)組を下す快進撃で決勝へ。ダブルスでの世界ランクは112位。ATPツアーの下部に当たるATPチャレンジャーツアーを主戦場とする柚木にとっては、実りある大会だった。

「準優勝で悔しいって今思えるのは、自分の成長につながるいい悔しさなのかなと。やっぱりこうやってしっかり3回勝って決勝に来れたってことは、今後の僕の人生にとってもかなり成長につながると思う。大会を通して、感情で一喜一憂しないとか、冷静に試合をすることができてるとか、そういうところは成長しているのかなと」

 ペアを組んだ実力者の存在も大きかった。昨年の全豪覇者で、世界1位をマークした実績を持つ45歳のボパンナ。ジャパンオープンでペアを組む日本人選手を探していたところ、デビス杯日本代表の添田豪監督と知り合いだった縁から「たまたま僕を推薦してくれて、あそこから組んでもらう形になった」。年齢差は18歳だが、息の合ったプレーでシード勢を撃破していった。

「特にリターンとかは、見て学ぶものが多かった。触ったらすごい威力で入れるのが凄い」。元世界1位のベテランから刺激を受け、自らの成長へつなげた柚木。今後はシングルスでの試合も並行しつつも「やっぱりメインはダブルス」ときっぱり。ジャパンオープンで会場を沸かせた27歳は、確かな自信を手に進撃を続ける。

(THE ANSWER編集部・橋本 啓 / Akira Hashimoto)


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