苦言もあった佐々木朗希の態度「彼は軟弱」→「別人のよう」リリーフで覚醒気配…指揮官も称賛
米大リーグ・ドジャースは28日(日本時間29日)の敵地マリナーズ戦でレギュラーシーズンを終えた。佐々木朗希投手は24日(日本時間25日)に5月以来となるメジャー復帰登板。リリーフとして2試合を投げ、2回無失点、4奪三振だった。160キロを超えるフォーシームに、スプリットも切れて、完全復活を印象付けた。

復帰して2試合連続0封
米大リーグ・ドジャースは28日(日本時間29日)の敵地マリナーズ戦でレギュラーシーズンを終えた。佐々木朗希投手は24日(日本時間25日)に5月以来となるメジャー復帰登板。リリーフとして2試合を投げ、2回無失点、4奪三振だった。160キロを超えるフォーシームに、スプリットも切れて、完全復活を印象付けた。
復帰登板のダイヤモンドバックス戦では真っすぐが走っていた。99マイル(約159.3キロ)を連発し、MAXは99.8マイル(約160.6キロ)を記録。中1日空けた26日(同27日)のマリナーズ戦では、得点圏に走者を背負うも、今季メジャートップ60本塁打を放ったローリーをスプリットで3球三振。ベンチに戻ると、満足そうな表情を見せた。
開幕当初は先発ローテーションに入るも制球面で苦しんだ。8先発で防御率4.72、1勝1敗。34回1/3を投げ25四死球だった。米初先発では2回途中までに61球を要し、押し出しを含む4四球。2失点で早期降板。ベンチで涙を浮かべていた。
2013年、17年のWBCに米国代表として出場したジョナサン・ルクロイ氏はこの佐々木の姿に「彼は軟弱だ。今までにも見てきた。彼を助ける唯一の方法は、彼が大失敗することだ」とXで指摘。続けて「へたばるか、強靭な戦士に変身するかのどちらかだ。それは彼の選択。ビッグな選手はビッグな状況でビッグなプレーをする」と、次に同じような状況に陥った時どうなるかを注目していた。
5月になると右肩のインピンジメント症候群によりIL入り。しかし、8月から実戦復帰すると3Aで好投を続けメジャー返り咲きを果たした。復帰登板後、デーブ・ロバーツ監督は地元局「スポーツネット・ロサンゼルス」が放送した囲み取材で「成長を本当に誇りに思う」「別人のようだったね」と評していた。
苦しい時期を乗り越えて、復調の兆しが見えた日本の剛腕。30日(同10月1日)から開幕するポストシーズンではリリーフ陣の不調が目立つチームで“秘密兵器”となる可能性もありそうだ。
(THE ANSWER編集部)
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