マウンドの魔術師!? 顔付近強襲の“マトリックス避け”に米喝采「面白すぎ!」
米大リーグで顔面付近にピッチャー返しを受けた投手が背をのけぞらせ、曲芸的な動きで避ける驚きのシーンが発生。実際の場面をMLBが動画付きで公開すると「面白すぎ!」「凄い!」「ベースボール・マトリックスだ」と反響を呼んでいる。
アストロズ右腕マキューのピッチャー返し避けが話題「マトリックスだ」
米大リーグで顔面付近にピッチャー返しを受けた投手が背をのけぞらせ、曲芸的な動きで避ける驚きのシーンが発生。実際の場面をMLBが動画付きで公開すると「面白すぎ!」「凄い!」「ベースボール・マトリックスだ」と反響を呼んでいる。
投手が打球の避け方で脚光を浴びることはそうそうない。アストロズのコリン・マキュー投手が演じた“美技”のことだ。16日(日本時間17日)の敵地アスレチックス戦、3-0とリードして迎えた2回無死一塁の場面だ。2球目の91マイル(約146キロ)速球を5番モレラスが捉えた。痛烈なピッチャー返しがマキューを襲う。それも、顔面付近。しかし、次の瞬間だ。
マキューは体をのけぞらせながら顔を避け、グラブでキャッチに行く。足を着いたまま、一瞬、背とマウンドが水平になったほどだ。惜しくも捕球こそできなかったが、わずかに触ったようで、打球の勢いを殺した。そのまま倒れ込んだマウンドから視線を送った先で、二塁手が素早くカバーすると「4-6-3」と転送され、見事に併殺を演出したのだ。
まるでマウンドの魔術師か。MLB公式インスタグラムは「もしレンチを避けられれば、ボールも避けられる」と映画「ドッヂボール」のセリフを引用し、実際のシーンを動画付きで公開。すると、目の当たりにした米ファンから「間違った方向に避けた」「面白すぎ! いまだに、どうボールが当たらなかったのか分からないけど」「凄い!」とコメントが相次いだ。
さらに「ベースボール・マトリックスだ」など、人気映画でキアヌ・リーブスが演じた名シーンを彷彿させるとの声も。この日は6回無失点の好投で勝ち投手となったマキュー。投球のみならず、曲芸的な身のこなしでもファンを魅了していた。
(THE ANSWER編集部)