世界陸上で聞いた珠玉の名言「自分を褒めてあげたい」「ネタにして…」 心揺さぶる日本選手の声
国立競技場で行われた陸上の世界選手権東京大会は、9日間の熱戦を終えて21日に幕を閉じた。世界の超人たちに日本選手が果敢に挑んだ、34年ぶりの東京決戦。閉幕から1週間、日本選手が残した珠玉の名言を振り返る。

世界陸上で日本はメダル2、入賞9
国立競技場で行われた陸上の世界選手権東京大会は、9日間の熱戦を終えて21日に幕を閉じた。世界の超人たちに日本選手が果敢に挑んだ、34年ぶりの東京決戦。閉幕から1週間、日本選手が残した珠玉の名言を振り返る。
地元の大歓声を浴びた東京世界陸上で日本はメダル2、メダルを除く入賞9の成績を残した。胸を張った選手もいれば、悔し涙を流した選手もいる。競技直後の中継局のインタビュー、その後のミックスゾーンでは心揺さぶる名言があった。
▼女子マラソン・小林香菜 「本当に最高でしたね。沿道も皆さんがずっと応援してくださって、本当に絶え間がなくて。沿道の近くで折り返すと、頭痛いくらい(声援が)聞こえて……。ありがたかったです」
▼男子3000メートル障害・三浦龍司 「結果は悔しいけど、耳鳴りがしているんじゃないかと錯覚するくらいの声をいただいて、今までやってきた中で一番の大きな出来事だった。宝物になる思い出になった」
▼男子110メートル障害・村竹ラシッド 「何が足りなかったんだろうなって。何が今まで間違っていたんだろうなって。パリ終わってからの1年間、本気でメダル取りに1年間、必死に練習して。本当に何が足りなかったんだろうなって。自分の足がもつ限り、何年かかってでもメダルを取りたい」
▼男子110メートル障害・泉谷駿介(急遽出場の準決勝で転倒)「ネタですね。話のネタが増えたと思う。色々準備してくれた中で転んじゃったというのもネタにして強く生きていくしかないので」
▼女子100メートル障害・福部真子 「今回は13秒かかって、良い走りができなかったけど、オレゴン、パリよりも大きな価値があったなあと思う。よく頑張ったなと自分を褒めてあげたい」
▼女子100メートル障害・中島ひとみ 「続けてきて良かったなと思いました。一生忘れない景色だと思った。すごく幸せです」
▼男子400メートル・中島佑気ジョセフ 「決勝という神聖な舞台を前にして、体も疲労に抗う究極の状態だった。ここまで残ってきた他の選手に対して、お互いリスペクトがある、そういうのを感じられた」
▼男子4×100メートルリレー・桐生祥秀 「脚をつってしまってチームに迷惑をかけてしまって……。10年間やってきながらなんでこんなとこで僕は、ミスをしてしまうかな。日本が勝って拍手もらいたかったけど。申し訳ございません、ほんとに。メダルを取る、それしか言えない。また帰ってきたい」
▼女子やり投げ・北口榛花 「世界大会の借りは世界大会でしか返せない。決勝に残れなかったからって人生終わりだとは思わないので、ちょっと長い休みは必要かもしれないですけど、強くなってちゃんと戻ってきたいと思います」
次回大会は2027年、中国・北京で開催される。
(THE ANSWER編集部)
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