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世界陸上、大怪我のまま完走する衝撃事実 元王者が告白「ふくらはぎが完全に…」

国立競技場で行われた陸上の世界選手権東京大会は、9日間の熱戦を終えて21日に幕を閉じた。男子1500メートル決勝で最下位だったジョシュ・カー(英国)が、衝撃の告白をしている。

男子1500メートル決勝で大怪我のまま完走したジョシュ・カー【写真:中戸川知世】
男子1500メートル決勝で大怪我のまま完走したジョシュ・カー【写真:中戸川知世】

2023年世界陸上金メダルのジョシュ・カー

 国立競技場で行われた陸上の世界選手権東京大会は、9日間の熱戦を終えて21日に幕を閉じた。男子1500メートル決勝で最下位だったジョシュ・カー(英国)が、衝撃の告白をしている。

 大会5日目の17日、カーは連覇を狙って1500メートル決勝のスタートラインに立った。だが、900メートル付近で右脚を痛めて失速。上位争いに絡めずライバルから大きく離されても、4分11秒23で完走した。国立を埋めた観衆からは大きな拍手を浴びた。

 英公共放送「BBC」によると、カーは準決勝で既に右ふくらはぎを痛めていた。決勝の残り600メートルで「ふくらはぎが完全に肉離れを起こしてしまった。間違いなく更なるダメージを負った」とカーは話している。

 決勝後の検査では筋断裂の「グレード2」という診断だったが、カーは完走を後悔していない。BBCは「私の仕事はできるだけ早くフィニッシュラインにたどり着くことだ。それに全力を尽くしたかった。こういうレースでは何が起こるかわからない」とし、「悔しいし、復帰までの道のりは興味深いものになるだろうが、すでに良くなりつつあり、2026年に向けて確実に燃えている」というカーのコメントを伝えた。

 カーは26日に自身のインスタグラムを更新。左ふくらはぎと比較すると、大きく腫れあがった右ふくらはぎの写真などを投稿している。

(THE ANSWER編集部)

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