女子ゴルフ難病を抱える25歳ルーキーがプロ初優勝 支えになったのは1人の男性「特に今年は…」
忙しいツアープロ生活の中でも「推し活」
筋力が減り、脂肪だけが増える症状もあり、体重が一気に10キロ以上増。だが、5人組ダンス&ボーカルグループ・Da-iCEに対しての「推し活」があったことが心の支えになったという。プロテストに合格した直後、平塚はこう話していた。
「生きていた中で一番うれしいです。バカげているように思われるかもしれませんが、私はずっと好きな歌手に支えられてきました。病気になってから好きになったDa-iCEの花村想太さんです。試合の合間にライブやイベントに行っては励まされ、今日もDa-iCEの曲を聴いてここに来ました」
現在も薬を飲みつつ、2か月おきに通院しているが、食事制限をするなどし、19年からは体重15キロ減。スリムになった体でキレのあるスイングも取り戻している。そして、忙しいツアープロ生活の中でも「推し活」は続けており、この広島にもそのために遠征していた。
「これまで2度、広島でイベントがあって昨年と今年の両方とも抽選に当たりました。広島にはそんないい思い出があります。特に今年は直接、花村さんに『プロテストに合格しました』と伝えられたことがうれしいです」
まさに「縁のある地」で飾った優勝。平塚は大好きな花村にも届ける思いで言った。
「あきらめようと思ったことが何度か…。それでも続けられたのは両親や応援してくださる方、花村さん、皆さんのおかげです。これからも欲張らず、地道に努力を続けます」
今季は、レギュラーツアーでも4試合出場で2試合予選通過。苦難を乗り越えた天才少女は、これからも「推し活」を楽しみつつ、プロゴルファーとして上を目指していく。
(THE ANSWER編集部)
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