160キロが顔面急襲で救急搬送「なんてことだ…」 MLBの危険シーンに米放送局も動揺「見たくない」
米大リーグで危険なシーンが発生した。23日(日本時間24日)にガーディアンズの本拠地で行われたタイガース戦。99マイル(約160キロ)の速球がファウルチップした打者の顔面に直撃。球場を静寂が包んだ。

ガーディアンズ―タイガース戦
米大リーグで危険なシーンが発生した。23日(日本時間24日)にガーディアンズの本拠地で行われたタイガース戦。99マイル(約160キロ)の速球がファウルチップした打者の顔面に直撃。球場を静寂が包んだ。
1-2でガーディアンズが追いかける6回無死一、三塁。右打席のデビッド・フライがバントの構えを見せた。しかし、昨年サイ・ヤング賞を受賞したタイガースの先発左腕タリク・スクーバルの投じた99マイルの速球はバットをかすめてフライの顔面に直撃。顔を手で押さえてその場に倒れ込んだ。
チャンスに沸いていた球場だったが、一瞬悲鳴が上がるも直後には静寂に包まれた。投げたスクーバルもグラブと帽子を脱いで驚いたようなリアクション。その後は呆然としていた。フライはこの打席で交代。立ち上がるとカートに乗せられ、グラウンドを後にした。
米ミシガン州地元局「ファンデュエル・スポーツ・ネットワーク・デトロイト」の中継では、実況が「フライに直撃した!」と反応すると、解説は「Oh no……」と思わず漏らし、「なんてことだ」と絶句。「見たくないシーンです」と動揺を隠せない様子だった。
衝撃的なシーンだったため、中継ではリプレーを流さず。解説が「スクーバルは動揺して取り乱しています」と伝えると、実況は「我々がリプレーを流さなかった理由は、彼のリアクションが全てを物語っています」と説明していた。
MLB公式サイトのガーディアンズ番ティム・ステッビンス記者は自身のXで「フライはルーゼラン・メディカル・センターで検査を受けている」と、救急搬送されたことを速報。その後、「さらなる検査のために、クリーブランド・クリニックのメインキャンパスに移された。球団によるとひと晩入院する可能性が高い」と伝えていた。
(THE ANSWER編集部)
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