ザギトワ、フィギュアを辞めた過去明かす 「とても激しく号泣しました」と回顧
フィギュア愛あふれるエピソード、競技ができないと知ると泣き崩れた
支えになったのはコーチ陣と話し合い、周囲から多くのサポートを受けたこと。「私はこの人たち、そして、ロシアと自分自身の期待を裏切ることはできないと分かったのです」と出場を決断したという。さらに、話は過去のキャリアに及び、司会者は「あなたは7回、競技を辞めたくなったというのは本当ですか?」と質問。ザギトワは「何回も辞めたくなりました」と明かしたが、続けて披露したのはフィギュア愛あふれるエピソードだ。6歳の頃、母の意向でフィギュアを実際に辞め、新体操を始めたという。
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「最初は理解できませんでした……」とザギトワ。母から「手足の伸びや柔軟性を磨くために行くのよ、フィギュアでそれができるように」と説明され、一度は同意した。しかし、その後に新体操で本格的に練習が始まっていき、母に「なぜ、私にプログラムが課されているの? これがフィギュアにどう役立つの?」と聞くと「知っているの、私たちは(フィギュアを)辞めたのよ……」と返されたという。「私はとても激しく号泣しました」と大好きなフィギュアができないことを悲しみ、泣き崩れたと語った。
なぜフィギュアを辞めさせたのか、母の真意は明かさなかったが、そんな娘を見かねたのか、結局、フィギュアに連れて行かれ、再び競技に打ち込めることになったという。もし、そのまま新体操に打ち込んでいたら、フィギュアの五輪女王は生まれなかった。体重の格闘、競技の継続……。16年の人生においても、多くの困難を乗り越え、今のザギトワがいる。
(THE ANSWER編集部)