「日本人はがっかりさせない」 世界陸上の騒動で海外喝采 他国では普通じゃない事象「これが日本」
陸上の世界選手権東京大会は21日までの9日間、国立競技場で熱戦が繰り広げられた。1991年以来、34年ぶりの東京開催。日本陸上競技における過去最高の総入場者数61万9288人を記録したこの大舞台で、話題になった選手たちの競技を振り返る。20日の男子20キロ競歩で、優勝したカイオ・ボンフィム(ブラジル)はまさかの落とし物で一躍注目を浴びた。

東京世界陸上で輝いた選手を振り返る
陸上の世界選手権東京大会は21日までの9日間、国立競技場で熱戦が繰り広げられた。1991年以来、34年ぶりの東京開催。日本陸上競技における過去最高の総入場者数61万9288人を記録したこの大舞台で、話題になった選手たちの競技を振り返る。20日の男子20キロ競歩で、優勝したカイオ・ボンフィム(ブラジル)はまさかの落とし物で一躍注目を浴びた。
終盤、驚異的なスパートで金メダルを獲得したボンフィム。しかし、ハプニングが起きていた。レース中に結婚指輪を紛失。3キロ付近で気づいたという。国立競技場をスタートし、明治神宮外苑のイチョウ並木などを巡る1周1キロの周回コースを18周する形式だ。
レース後の取材で「助けてください」と頭を下げ、観戦していた日本人に捜索の協力を呼びかけたボンフィム。Xで情報が拡散され、ファンの捜索活動も行われるほどの話題となった。
一夜明けた21日、拾得した指輪が滞在する宿舎に届けられ、本人のものと確認された。チーム広報からTHE ANSWERに提供された動画内では、ボンフィムは日本人スタッフから折り紙に包まれた指輪を受け取ると、感激した様子で確認。「Yeah!」と実物であることに声を上げ、早速、薬指にはめて熱いキス。「アリガトウ」と日本語で感謝した。
無事ハッピーエンドを迎えた紛失騒動。落とし物が戻ってくるのは日本ならではで、海外では普通とは言えない。それだけに母国ブラジルメディアでも取り上げられ、ネット上では「日本人はがっかりさせない」「これが日本」「なんて素晴らしい!」などとブラジルのユーザーからも多数の称賛が集まっていた。
(THE ANSWER編集部)
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