世界陸上金メダルで異例の“祝日”制定 ボツワナ大統領「大変誇り」 男子4×400mリレーで史上初の快挙
陸上の世界選手権東京大会は21日、国立競技場で幕を閉じた。最終日に行われた男子4×400メートルリレー決勝で、ボツワナが2分57秒76で初めての金メダルを獲得。これにより、同国のドゥマ・ボコ大統領が9月29日を祝日にすると発表した。

世界陸上・男子4×400メートルリレーで金メダル
陸上の世界選手権東京大会は21日、国立競技場で幕を閉じた。最終日に行われた男子4×400メートルリレー決勝で、ボツワナが2分57秒76で初めての金メダルを獲得。これにより、同国のドゥマ・ボコ大統領が9月29日を祝日にすると発表した。
ボツワナは個人の400メートル金のケビナツヒビ、銅のヌドリ、8位のエピーに200メートルでパリ五輪を制したテボゴという最強布陣で臨んだ。レースは大雨の中でアンカー勝負に。男子400メートル障害金メダルの米国・ベンジャミンを、ゴール直前でケビナツヒビが逆転。見事、金メダルに輝いた。
同国のボコ大統領の公式Xでは「東京世界陸上でボツワナの戦士たちが歴史的な金メダルを獲得したことを、ここでお祝い申し上げます」と祝福が送られ、さらに「第80回国連総会に出席するために訪れたニューヨークの地で、大変誇りに感じています。ボツワナの天然ダイヤモンドは、地面に眠っているだけでなく、世界王者でもあるということを皆さんにお伝えします」と発信された。
同大統領は加えて「9月30日はボツワナの独立記念日で、29日は祝日になると宣言します」とも投稿。独立記念日の前日を、今回の快挙で祝日にすると発表した。英公共放送BBCも「ドゥマ・ボコ大統領は、独立記念日の前日である9月29日を祝日にすると発表した」と報じている。
昨年8日8日、パリ五輪の陸上男子200メートル決勝でテボゴが19秒46のアフリカ記録で金メダルを獲得した時も、ボツワナは大統領の声明で「ボツワナと住人にまさにこの日、2024年8月9日の午後を休みとして認める」などと発表。9日の午後を急遽“祝日”にしていた。
2022年のサッ カー・カタールワールドカップ(W杯)では、優勝したアルゼンチンをグループリーグで倒したサウジアラビアが、勝利翌日の11月23日を国王が急遽祝日にしたことでも話題になった。また、36年ぶり3度目の優勝を果たしたアルゼンチンも12月20日を祝日にしている。
(THE ANSWER編集部)
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