「卒業」織田裕二も大会9日間完走 “最後の世界陸上”名言締め「選手の数だけ人間ドラマがある」次回は「ビール片手に…」【ラストメッセージ全文】
陸上の世界選手権東京大会は21日、国立競技場で最終日を迎えた。男子4×100メートルリレー決勝で日本は6位。激走で9日間の熱戦に幕を下ろした。今大会限りでの「卒業」を宣言している大会アンバサダー・織田裕二も完走した。

東京世界陸上
陸上の世界選手権東京大会は21日、国立競技場で最終日を迎えた。男子4×100メートルリレー決勝で日本は6位。激走で9日間の熱戦に幕を下ろした。今大会限りでの「卒業」を宣言している大会アンバサダー・織田裕二も完走した。
1991年大会以来、34年ぶりに東京に戻ってきた世界陸上。織田もまた、大舞台に戻ってきた。2022年オレゴン大会でTBSのメインキャスターを卒業したが、今大会はアンバサダーとして盛り上げに一役買った。
13日のオープニングセレモニーで、織田が国立競技場に立った。「34年ぶりに東京に世界陸上が帰ってきました。私もついでに帰ってきちゃいました。みなさんの声のおかげです。いよいよ今日から9日間、世界の超人が織りなすドラマを皆さんと一緒に、じゅ~ぶんに味わい尽くしたいと思ってます。用意はいいですか?東京世界陸上、スタートです」。大舞台の号砲が鳴った。
長い取材で培った知識と陸上への愛をにじませ、名言も連発。男子110メートル障害決勝で5位の村竹ラシッドがレース後のインタビューで涙した際には「大好きだぜ!」と絶叫するなど、ファンと感動を共有した。
しかし、20日に「情報7days ニュースキャスター」で出演した際に今大会限りで世界陸上から“卒業”を宣言。一夜明け、迎えたこの日もいつものテンションで、日本が6位入賞した男子4×100メートルリレーなどを見守った。
競技終了後には大会を振り返り、今大会の名場面には村竹の涙のインタビューを挙げた。そして、番組のフィナーレにはラストメッセージを述べた。「選手の数だけ人間ドラマがある」と大会の魅力を語り、27年北京大会は「テレビの前でビール片手に楽しみます」と笑いを誘った。
織田のメッセージ全文は以下の通り。
◇ ◇ ◇
世界陸上は政治や戦争に左右されない、真の世界一は誰かを決める、2年に一度行われる陸上競技の最高峰の大会です。
約30年、この大会を見てきました。当初は日本人選手が少なく、誰を応援したらいいかわからず。
ただ、選手たちの運動能力に驚かされ、圧倒され、そのうち何人だから応援するとかどうでもいいと思うようになった。
人類はどこまで遠く、速く、跳べるのか。いろんなものを背負って選手は戦っている。選手の数だけ人間ドラマがある。
次は2年後の中国・北京での開催。私はテレビの前でビール片手に楽しみます。
たくさんの感動をありがとうございました。
(THE ANSWER編集部)
![[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト](https://the-ans.jp/wp-content/themes/the-answer-pc-v2/common/img/logo_c1.png)











