完敗リレー侍、3走桐生が脚を攣っていたと告白「僕の責任。メダルはいけた」敗因背負う…鵜澤は気付かず【東京世界陸上】
陸上の世界選手権東京大会は21日、国立競技場で最終日を迎えた。男子4×100メートルリレー決勝で、日本は38秒35で6位。3大会ぶりのメダルに届かなかった。37秒29の米国が金メダルを獲得した。レース後、3走を務めた桐生祥秀が走り出した瞬間に右脚を攣っていたことを明かした。

東京世界陸上最終日
陸上の世界選手権東京大会は21日、国立競技場で最終日を迎えた。男子4×100メートルリレー決勝で、日本は38秒35で6位。3大会ぶりのメダルに届かなかった。37秒29の米国が金メダルを獲得した。レース後、3走を務めた桐生祥秀が走り出した瞬間に右脚を攣っていたことを明かした。
リレー侍にまさかのアクシデントが襲っていた。
20日の予選は小池祐貴─柳田大輝─桐生─鵜澤飛羽の布陣で臨み、2組3着の38秒07。運命の決勝も同じメンバーに託された。
3大会ぶりのメダルを狙ったリレー侍。スタート前、4人全員が人気アニメ「ワンピース」のルフィのポーズを決めた。静寂ののちに号砲が鳴る。大歓声に乗って雨を切り裂いて疾走した。
小池→柳田のバトンパスがやや詰まり、3走の桐生は懸命に前を追った。アンカー鵜澤も加速したが、ライバルには及ばなかった。
レース後、アクシデントを明かしたのは3走の桐生。「走り出した瞬間にふくらはぎを攣ってしまった」と告白した。「僕がちゃんと走っていればメダルはいけたと思う。僕の責任だと思う」と敗因を背負い込んだ。
「バトンは繋ぐことはできたけど、タイムは全然良くないので、たくさんいるメンバーの中で選んでもらったのに……。何でかなというか、しっかり走らないといけないところでこういう結果になってしまった」と後悔を口にした。
しかし、バトンを受けた4走の鵜澤は「特にそんな素振りもなくて分からなかった。終わってから言われて気付いた」と明かした通り、影響を感じさせないような力走だった。
13日に開幕し、連日大観衆が詰めかけた大舞台も、この日が最終日。日本勢ラスト種目の男子4×100メートルリレーで、有終のメダル獲得はならなかった。
▼1走・小池 トップスピードをしっかりと出せなかった。バトンは直前の練習通りくらいでは渡せたけど、もっと前で渡せた。
▼2走・柳田 めちゃくちゃ悔しい。無我夢中で走った。僕の中ではいい意味で気づいたら終わっていたという感じだった。
▼4走・鵜澤 地力の差というか、シンプルに足の速さが必要。選んでもらえて目標は達成だったけど、勝てないと意味ないですね。
(THE ANSWER編集部)
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