超異例“1対1救済レース”舞台裏 ネット封印で情報分からず、深夜0時半に連絡「準備しろと…」【東京世界陸上】
陸上の世界選手権東京大会は21日、国立競技場で最終日を迎えた。男子4×400メートルリレーでは、予選で妨害を受けたとして米国とケニアが異例の“タイマン”救済レース。2分58秒48で勝った米国が、午後8時20分号砲の決勝に進出した。

東京世界陸上最終日
陸上の世界選手権東京大会は21日、国立競技場で最終日を迎えた。男子4×400メートルリレーでは、予選で妨害を受けたとして米国とケニアが異例の“タイマン”救済レース。2分58秒48で勝った米国が、午後8時20分号砲の決勝に進出した。
見えない火花が散った。決勝進出をかけた米国とケニアの一騎打ち。20日の予選と同メンバーで、国立を爆走した。
予選と同じオーダーで同じレーン。米国は1走ベーリーでややリードを奪うと、2走のスミスはケニアのカピランテと接触しながら、壮絶な競り合いを展開する。ここから米国がリードを奪い。逃げ切った。
20日の予選1組。3連覇中の米国は6着、ケニアも4着となって一度は敗退となっていた。米国側の抗議も実らず。だが、そこから事態は急転。ザンビアから妨害を受けたとして、米国とケニアの2か国による異例の救済レースが決定した。
米国アンカーのマクキバーは舞台裏を明かす。予選を走り終えたのは20日午後7時40分頃。救済レース決定のニュースは午後10時頃からメディアの間で流れ始めたが、マクキバーは「(深夜)0時くらいまでよくわからないままだった」と言う。
マクキバーの元には様々なメッセージが届いていたが、米国チームから「ソーシャルメディアを見ないように」と通達された。
どんな状況でも受け入れられるように自分に集中。「準備しておくように。朝7時頃にはバスに乗り込むぞ」と連絡が来たのは日付が変わった午前0時半頃だった。1走ベーリーによると、睡眠時間は「5時間くらい」だったという。
(THE ANSWER編集部)
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