「押したんじゃないかと…」論争呼んだ接触騒動 三浦龍司の言動で「人柄に惚れました」取材した上原浩治があっぱれ【東京世界陸上】
陸上の世界選手権東京大会(国立競技場)で、男子3000メートル障害・三浦龍司(SUBARU)は決勝のメダル争い最終盤にケニア選手が接触し失速。8位に終わった。レース後からケニア選手による接触が物議を醸した。21日に放送されたTBS系「サンデーモーニング」で会場で取材した上原浩治氏が「あっぱれ!」をつけた。

東京世界陸上
陸上の世界選手権東京大会(国立競技場)で、男子3000メートル障害・三浦龍司(SUBARU)は決勝のメダル争い最終盤にケニア選手が接触し失速。8位に終わった。レース後からケニア選手による接触が物議を醸した。21日に放送されたTBS系「サンデーモーニング」で会場で取材した上原浩治氏が「あっぱれ!」をつけた。
問題となったのは第3日の15日、男子3000メートル障害決勝の最終盤。メダル争いを繰り広げていた三浦は、最終障害を越えたところでセレム(ケニア)に後ろから押されたような形になり、バランスを崩した。その後もセレムの左手が三浦の右手と当たって再びバランスが崩れ、失速。8位に終わり、銅メダルのセレムにわずか1秒34及ばなかった。
このシーンの動画がネットで拡散され、ファンから疑問の声が噴出。セレムのSNSには日本人とみられる一部ファンから誹謗中傷のコメントが届くなど騒動となった。日本陸連も抗議したが、結果は覆らなかった。
そして、この日放送された「サンデーモーニング」のスポーツコーナーでは上原氏が当日レース後に三浦を取材した様子を紹介。接触があったことについて質問すると、「表彰台の景色は見ていたという手応えはあったので、悔しい気持ちはある。けど、これがサンショー(3000メートル障害)なのかな。これが醍醐味であり、難しさでもあると思う」と話した。
さらに「(8位入賞は)満足はしていない。まったくうれしくないし、落胆もある。同時に、歓声が耳鳴りくらいの音。それを日本人の皆さんが自分に向けて届けてくださった。背中を押された想い」と自らに満足せず、応援してくれた観客に感謝した。
VTRが明け、上原氏はまず「あっぱれ!」をつけた。「僕らは『押したんじゃないか』『引っぱったんじゃないか』と言ってますけど、三浦選手は一切そういうことを口にしない。その人柄に惚れました」と絶賛。当時の感動と興奮がよみがえったのか、やや目を赤らめていた。
(THE ANSWER編集部)
![[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト](https://the-ans.jp/wp-content/themes/the-answer-pc-v2/common/img/logo_c1.png)











