競歩金メダリスト、紛失した結婚指輪発見か 拾得情報あり、本人確認へ…一夜明け、帰国当日に進展【東京世界陸上】
陸上の世界選手権東京大会第8日が20日に行われた。国立競技場発着コースの男子20キロ競歩で、優勝したカイオ・ボンフィム(ブラジル)がレース途中に結婚指輪を落として紛失。大きな話題になったが、一夜明けた21日、指輪の有力な拾得情報がブラジル代表に寄せられたという。

東京世界陸上
陸上の世界選手権東京大会第8日が20日に行われた。国立競技場発着コースの男子20キロ競歩で、優勝したカイオ・ボンフィム(ブラジル)がレース途中に結婚指輪を落として紛失。大きな話題になったが、一夜明けた21日、指輪の有力な拾得情報がブラジル代表に寄せられたという。実物と確認され次第、本人に届けられる。
大きな話題となった結婚指輪騒動が進展した。
終盤、驚異的なスパートで金メダルを獲得したボンフィム。スタート時は左手薬指にあった指輪がゴール時にはなかった。レース途中に紛失したことを3キロ付近で気づいたという。「金メダルを取ったら妻が怒れないと思って告白したんだ」と、勇気を持って夫人に打ち明けた。
国立競技場をスタートし、明治神宮外苑のイチョウ並木などを巡る1周1キロの周回コースを18周するレース。そのどこかで落としたとみられる。沿道には多くのファンが詰めかけており、レース後の取材では「助けてください」と観戦していたファンらに捜索の協力を呼びかけた。
夜に行われた表彰式に出席したボンフィム。しかし、表彰台で首に提げた金メダルをかむポーズをした左手の薬指に指輪はなし。「まだ戻ってきてないんだ。助けが必要だよ」と明かした。21日夜に帰国予定で「それまでに何とか見つかってほしい」と祈るように話していた。
一夜明けた21日、ブラジルメディア「バンドスポーツ」が代表広報に確認したところによると、指輪の有力な拾得情報が寄せられた。これからブラジル代表の宿舎に届けられる。ボンフィムは今夜帰国するため、実物かどうか本人の確認が取れれば、スタッフがブラジルに持ち帰る予定だ。
(THE ANSWER編集部)
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