金→失格に「What?」…抗議が通り金復活 男子400m障害、二転三転のVに「もちろん故意じゃない」【東京世界陸上】
陸上の世界選手権東京大会第7日が19日、国立競技場で行われた。男子400メートル障害決勝で、結果が二転三転する大ハプニング。ライ・ベンジャミン(米国)が46秒52の1着でゴールしたものの、レース後に一度は失格に。その後に米国チームの抗議が通って正式に金メダルが確定した。

東京世界陸上第7日
陸上の世界選手権東京大会第7日が19日、国立競技場で行われた。男子400メートル障害決勝で、結果が二転三転する大ハプニング。ライ・ベンジャミン(米国)が46秒52の1着でゴールしたものの、レース後に一度は失格に。その後に米国チームの抗議が通って正式に金メダルが確定した。
ベンジャミンは最初からハイペースで突っ込んだ。大きなリードを奪ってホームストレートへ。だが、最後のハードルに足を引っかけて倒してしまった。失速しながら、なんとかトップを守ってフィニッシュした。
昨夏のパリ五輪では金メダルを獲得したものの、世界陸上では2019年、2022年が銀、2023年が銅。悲願だった世界陸上での黄金の輝きを手に入れた…はずだったが、その後に一度は失格となった。
理由は「自分や他のレーンのハードルを移動させて他の競技者に影響を与えた・妨害した」というものだったが、波乱の展開はここで終わらない。
米国側の抗議が通り、失格が撤回されて金メダルが確定。「DQ(失格)になったかもしれないって聞いて『What!』ってなったよ。感情を落ち着けようとした。今季ずっと懸命に努力してきたからね。何が起こったのか理解しようとしたよ」と話した。
海外記者からハードルの角度が変わったなどの説明と、隣のレーンの選手が影響を受けなかったと話していた、と伝え聞いたベンジャミン。「俺はただ、自分のレースを走り切ろうとしていた。もちろん故意じゃなかったけど、それは俺のせいだな。クリーンに跳ぶべきだった。そんな災難はこれまで一度もなかった」と振り返っていた。
(THE ANSWER編集部)
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