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「錆びた剣一つで…」田中佑美が敗退後に記したメッセージの内容に反響「文章が詩人」「素敵な言葉」【東京世界陸上】

陸上の世界選手権東京大会(国立競技場)で女子100メートル障害に出場した田中佑美が19日、インスタグラムを更新。予選敗退に終わった大会を振り返り、胸中をつづった。田中らしい誠実なメッセージが反響を呼んでいる。

田中佑美【写真:森田直樹/アフロスポーツ】
田中佑美【写真:森田直樹/アフロスポーツ】

東京世界陸上は予選敗退

 陸上の世界選手権東京大会(国立競技場)で女子100メートル障害に出場した田中佑美が19日、インスタグラムを更新。予選敗退に終わった大会を振り返り、胸中をつづった。田中らしい誠実なメッセージが反響を呼んでいる。

 田中は「最強装備で行って難しいミッションに、錆びた剣一つで挑んだわけですが たくさんの応援が見えないバリアとなって、無事生きて帰って来れました」と独特の表現で大会を回顧した。

 14日に行われた予選で13秒05で6着。12秒80の自己ベストに及ばず、昨夏のパリ五輪に続く世界大会の準決勝進出はならず。優勝した7月の日本選手権決勝の朝、アキレス腱に痛みが走り、思うように練習を積めなかった。

「悔しさより虚無感が勝つ瞬間もあったけど、予選で落ちたことを嘆くのではなく、ファイナル進出ラインが気になる。準決勝の日の朝から、練習しようと思える。疲れたなって思ってたけど、まだまだ野心はご壮健のようです」

 こうつづり、すでに気持ちは前を向いている様子。「自分を信じ続けるのも、闘志を燃やし続けるのも逆に、終わりを決めるのも難しい。それでも、いつも正解じゃなくていいから後悔のない選択をしたいし、せっかくやるんだから練習も試合も人生も楽しくやりたい!」と記した。

 不完全燃焼に終わった母国開催の世界陸上。それでも「心で一緒に走ってくださった方々ありがとうございました 私も皆さんのことを応援しています。まだまだこれから、よろしくおねがいします!」と応援に感謝した。

 投稿には「自分の中にあるものをとても素敵な言葉に変換して他者に伝える力もお持ちなのですね。素晴らしい」「田中選手の言葉に毎回感動してます」「文章が詩人ですね」と前向きなメッセージに反響が集まった。

 また、投稿内に記した「いつも正解じゃなくていいから後悔のない選択をしたい」というアスリートとしての矜持が伝わるメッセージに「素敵な言葉をありがとうございます」と反応する声もあった。

(THE ANSWER編集部)


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