世界陸上取材中の海外メディアも衝撃 “元100m王者”の薬物容認大会参戦に「最悪だ」「キャリアは終了」
陸上・世界選手権東京大会の開催中に、衝撃ニュースが飛び込んできた。ドーピング(薬物)容認の総合大会「エンハンスト・ゲームズ」の公式Xは日本時間18日、男子100メートルの2022年オレゴン世界選手権金メダリスト、フレッド・カーリー(米国)が参戦すると発表。東京世界陸上を取材している海外記者も騒然となった。

2022年オレゴン大会覇者のカーリー
陸上・世界選手権東京大会の開催中に、衝撃ニュースが飛び込んできた。ドーピング(薬物)容認の総合大会「エンハンスト・ゲームズ」の公式Xは日本時間18日、男子100メートルの2022年オレゴン世界選手権金メダリスト、フレッド・カーリー(米国)が参戦すると発表。東京世界陸上を取材している海外記者も騒然となった。
同大会の公式Xは、「フレッド・カーリーがエンハンストゲームズに参戦 初の陸上選手。初の男子アメリカ人選手。エンハンストへようこそ」とつづった。
エンハンスト・ゲームズは第1回大会を来年5月に米ラスベガスで開催予定。陸上の短距離や競泳、重量挙げが実施されるが、世界反ドーピング機関(WADA)などスポーツ関係団体からの批判を浴びている。
カーリーの自己ベスト9秒76は世界歴代7位タイ。100メートルで世界を制した実績がある超大物が、いわくつきの大会に参戦するとあって、海外記者の間にも衝撃が走った。
この日は朝から会場でメディア関係者が競う、大会恒例の「メディアレース」が開催された。
そんな中でも、カナダ公共放送レポーターが「聞いたよ。クレイジーだ。とても悪いことだ」と言えば、米メディアの記者は「ああ。なんて言っていいかわからないよ。最近出場停止処分を食らっていたから、出ることにしたんだろうけど……。彼のキャリアは終わったと思う。WA(世界陸連)は確か、エンハンスト・ゲームズに出場した選手の出場を許可しないと言ってたはず。残念だよ。サプライズなニュースだった」と話した。
カーリーは今月12日、WAの独立監視部門であるアスレティックス・インテグリティー・ユニット(AIU)から、ドーピング規則の居場所通知義務に違反したとして、2年間の暫定的資格停止処分を科されている。
(THE ANSWER編集部)
![[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト](https://the-ans.jp/wp-content/themes/the-answer-pc-v2/common/img/logo_c1.png)











