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世界陸上でまさか ラスト10m緩めて2人抜かれ…「0秒006差」で痛恨敗退 露呈した「経験不足」

陸上の世界選手権東京大会第5日(国立競技場)は17日、男子200メートル予選でロバート・グレゴリー(米国)がラスト流して他2選手に抜かれ、組5着に。上位3着の準決勝進出ラインに漏れ、さらにタイムも1000分の6秒差で敗退した。

男子200メートル予選で敗退したロバート・グレゴリー(左から2人目)【写真:ロイター】
男子200メートル予選で敗退したロバート・グレゴリー(左から2人目)【写真:ロイター】

東京世界陸上第5日

 陸上の世界選手権東京大会第5日(国立競技場)は17日、男子200メートル予選でロバート・グレゴリー(米国)がラスト流して他2選手に抜かれ、組5着に。上位3着の準決勝進出ラインに漏れ、さらにタイムも1000分の6秒差で敗退した。

 痛恨のラスト10メートルだった。予選1組、5レーンのグレゴリーは直線に入り、準決勝進出ラインの3番手。ただ、内側の3、4レーンの1、2番手を見て確信したのか、ラスト10メートルをやや流す形に。すると、2レーン空いた大外8、9レーンから追い上げた2人にかわされてフィニッシュ。タイムは20秒43で、3着から0秒04差、4着から0秒03差の5着になった。

 24人が進む準決勝には予選全6組の4着以下の中からタイム上位6人に入るしかなかったが、当落線の全体24番目でグレゴリーを含む3人が20秒43で並んだ。ただ、グレゴリーは全体24位から0秒006差の26位で及ばず。予選敗退が決まった。

 自己ベストは19秒80。今年5月、日本で行われたセイコー・ゴールデングランプリを制し、全米選手権で3位に入った23歳の実力者。初出場の世界陸上で一気にブレイクしてもおかしくない存在だったが、まさかの形で姿を消した。

 取材に訪れている米メディアの一人は「グレゴリーは経験不足。初の世界大会だったから驚きはない。準決勝にも進出できないとは思わなかったけど」と評した。

(THE ANSWER編集部)

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