世界陸上で失格、選手押しのけ→決勝取消 抗議も棄却「とてつもなく失望…」パリ五輪王者がまさか…
陸上の世界選手権東京大会(国立競技場)で、男子1500メートル準決勝においてパリ五輪金メダリストが失格になるアクシデントがあった。最後の直線走路で他選手を押しのけたとされ、処分が下された。米国代表は抗議したが、棄却された。本人はSNSで失意を明かした。

陸上の世界選手権東京大会(国立競技場)で、男子1500メートル準決勝においてパリ五輪金メダリストが失格になるアクシデントがあった。最後の直線走路で他選手を押しのけたとされ、処分が下された。米国代表は抗議したが、棄却された。本人はSNSで失意を明かした。
大会第3日の15日、男子1500メートル2組は最終盤まで団子状態となった。ラスト100メートルを切り、5、6番手の内寄りにつけていたコール・ホッカー(米国)は進路が狭く、選手と選手の間をすり抜けるようにスパートして2番手でゴールした。レース後は充実感を漂わせ、決勝に向けてインタビューに答えていた。
ところが、しばらくして失格処分に。すり抜ける際に他の選手を妨害したとの判断が下され、影響を受けた9着のロベルト・ファルケン(ドイツ)が救済措置で決勝に駒を進めた。米国チームは抗議するも棄却。米国陸連は「失格とする決定に失望している」無念の声明を発表した。
一夜明けた16日になり、ホッカー本人は自身のインスタグラムを更新。「1500メートルのタイトルを守るチャンスを得られなかったことに、とてつもなく失望している」と無念の胸中を明かし、心に負ったダメージは計り知れないようだ。
それでも、五輪チャンピオンは「いつものように、世界選手権は予測のできないものだけど、自分自身を哀れむ時間などない」と前を向き、「金曜日(19日)の5000メートル予選を楽しみにしている」と次なる種目に向けて必死に気持ちを切り替えていた。
(THE ANSWER編集部)
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