東京世界陸上第4日

　陸上の世界選手権東京大会第4日が16日に国立競技場で行われた。男子400メートル準決勝3組で、中島佑気ジョセフが44秒53で2着に入り、決勝に進出。前回東京で開催された1991年の高野進以来、34年ぶりの快挙となった。

　中島が激走で決勝への道を切り開いた。ラスト100メートルは7番手あたりで迎えたが、ここから猛追。次々にライバルを抜き去り、2着でフィニッシュ。23歳が着順で決勝進出を決めた。

　TBSの中継に出演した大会アンバサダーの俳優・織田裕二も大興奮だ。

「奇跡ですよ、絶対と言ってもいいくらい決勝に行けると思っていなかった。ごめんなさい。いけると思っていたジョセフ本人とみんなの応援のおかげかもしれない。あり得ない。ない、ない、ない！ああ、もう立ってられない。考えられない。頭真っ白、あり得ないことが起きたんだもん」

　決勝は18日。34年前の高野進以来、日本人がファイナルの舞台に立つ時が来た。