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デュプランティス世界新、2位選手の“補助”にX感動 小型扇風機で…「泣ける」「いいヤツ」中継映り話題【東京世界陸上】

陸上の世界選手権東京大会第3日が15日、国立競技場で行われた。男子棒高跳び決勝で、アルマント・デュプランティス(スウェーデン)が6メートル30の世界新記録をマークして3連覇を達成。五輪も含めると世界大会で5連覇となった。

男子棒高跳び、6メートル30の世界新記録をマークしたデュプランティス【写真:中戸川知世】
男子棒高跳び、6メートル30の世界新記録をマークしたデュプランティス【写真:中戸川知世】

東京世界陸上第3日

 陸上の世界選手権東京大会第3日が15日、国立競技場で行われた。男子棒高跳び決勝で、アルマント・デュプランティス(スウェーデン)が6メートル30の世界新記録をマークして3連覇を達成。五輪も含めると世界大会で5連覇となった。

 6メートル15で3連覇を決めた絶対王者は、世界新記録の6メートル30にバーを上げた。

 1回目、2回目は惜しい跳躍ながらバーが落下。最終3回目のアタック、人類で最も高く舞った。バーは揺れたものの、落ちることなく新記録が誕生。国立に大歓声が降り注ぎ、デュプランティスは雄叫びを上げた。

 すると、真っ先に駆け寄ったのがエマノイル・カラリス(ギリシャ)だ。

 デュプランティス以外で唯一6メートル00に成功した。金メダルを目指し、6メートル10、6メートル15と1回目失敗でバーを上げ、最後は6メートル20に挑戦。失敗して銀メダルとなった。

 それでも、盟友の世界新挑戦を助走路から少し離れたところで見守り、達成の瞬間、喜びながら飛び跳ね、いの一番に抱きついた。試技の合間には隣に座って小型扇風機でデュプランティスをサポートする心優しい一面もあった。

 特に献身的なサポートは中継にも映り、X上には「こういうのほんといいよね」「これテレビで見てて好きだった」「ほのぼのしてて素敵」「トップクラスの選手の人格の素晴らしさを感じる。泣ける」「いいヤツじゃん」などの声があった。

(THE ANSWER編集部)

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