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“世界陸上号砲問題”に「鳴らすの遅すぎる」 武井壮が指摘、過去大会と差が判明も「合わせるのも技術」

13日に開幕した陸上の世界選手権東京大会は連日、国立競技場で熱戦が繰り広げられている。世界の超人が集結する最高峰の舞台だが、指摘されているのが短距離での号砲のタイミングだ。男子100メートル決勝のフライングや男子110メートル障害・泉谷駿介(住友電工)の大出遅れの要因となった可能性がある。

男子100メートル決勝、フライングで失格となったテボゴ【写真:中戸川知世】
男子100メートル決勝、フライングで失格となったテボゴ【写真:中戸川知世】

東京世界陸上

 13日に開幕した陸上の世界選手権東京大会は連日、国立競技場で熱戦が繰り広げられている。世界の超人が集結する最高峰の舞台だが、指摘されているのが短距離での号砲のタイミングだ。男子100メートル決勝のフライングや男子110メートル障害・泉谷駿介(住友電工)の大出遅れの要因となった可能性がある。

 人類最速を決める14日の男子100メートル決勝。前回大会銀メダルのテボゴ(ボツワナ)がフライングで失格となった。号砲への反応時間が0秒100未満だとフライング判定となるが、テボゴはまさかの「-0秒317」。ピストル音よりはるか前にスタートしてしまった。

 今大会の短距離種目では、セットの合図から号砲までの時間が長いことが指摘されていた。THE ANSWER編集部の手動計測では、テボゴ失格の男子100メートル決勝は、2023年ブダペスト大会、2024年パリ五輪より「セット→号砲」の時間が0秒3前後長かった。

 15日の男子110メートル障害予選では前回大会5位入賞の泉谷が、号砲リアクションタイム0秒325という痛恨の大出遅れが影響して予選落ちを喫した。

「横の選手が結構、ピクついていて。やり直しかなと思ったらそのままいっちゃったんで、やられたなと」と泉谷。このレースは男子100メートル決勝より、さらに「セット→号砲」に時間がかかっていた。「今回、結構スタート長いんで、気にしていたんですけど」と話した。

 十種競技で日本選手権優勝の実績があるタレントの武井壮は、15日に自身のXを更新。「スターターが号砲鳴らすの遅過ぎる これじゃタイム出にくいわな みんなぴくぴく動いてるから 反応して力抜けてしまう選手が続出しとるわ」とつづった。

 ただ、今大会の全選手、条件は同じ。武井は「まあ遅いのがダメなわけでは無いし前のレースでも聞いていられるから、レース前に感覚を体に染み込ませてそれに合わせるのも技術」「選手がどう合わせるかを見るのも楽しみなんですよ これも陸上!!」としている。

(THE ANSWER編集部)


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