世界陸上で抗議、パリ五輪王者が… 選手押しのけ「妨害行為」で失格に、裁定変わらず「失望した」
陸上の世界選手権東京大会(国立競技場)第3日は15日、男子1500メートル準決勝でパリ五輪金メダリストが失格になるアクシデントがあった。最後の直線走路で他選手を押しのけたとされ、処分が下された。米国代表は抗議したが、棄却された。

東京世界陸上第3日
陸上の世界選手権東京大会(国立競技場)第3日は15日、男子1500メートル準決勝でパリ五輪金メダリストが失格になるアクシデントがあった。最後の直線走路で他選手を押しのけたとされ、処分が下された。米国代表は抗議したが、棄却された。
最終盤まで団子状態となった第2組。ラスト100メートルを切り、5、6番手につけていたコール・ホッカー(米国)は進路が狭く、選手と選手の間をすり抜けるようにスパートして2番手でゴールした。レース後は充実感を漂わせ、決勝に向けてインタビューに答えていた。
ところが、しばらくして失格処分に。すり抜ける際に他の選手を妨害したとの判断が下され、影響を受けた9着のロベルト・ファルケン(ドイツ)が救済措置で決勝に駒を進めた。米専門メディア「キティウス・マグ」のXによると、米国代表は抗議した。
しかし、その後に「米国陸連の抗議は却下された」と投稿。「五輪1500メートルチャンピオンのコール・ホッカーは失格となり、1500メートル決勝には出場しない」と結果を伝えた。予期せぬ形でパリ五輪王者がセミファイナルで姿を消した。
米国陸連は「我々は男子1500メートル決勝からオリンピックチャンピオンのコール・ホッカーを失格とする決定に失望している。訴えの根拠があると信じていたが、残念ながら却下されてしまった」と無念の声明を発表している。
(THE ANSWER編集部)
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