男子マラソン超劇的決着の裏で…途中棄権22人、超消耗戦&究極サバイバルで脱落相次ぐ エチオピア勢は全滅【東京世界陸上】
陸上の世界選手権東京大会第3日が15日に行われ、国立競技場発着のコースで争う男子マラソンは、前代未聞のレースとなった。スタートでフライングがあれば、ゴールは劇的な同タイム決着。2時間9分48秒で金メダルを獲得したのは、アルフォンスフェリックス・シンブ(タンザニア)だった。

東京世界陸上第3日
陸上の世界選手権東京大会第3日が15日に行われ、国立競技場発着のコースで争う男子マラソンは、前代未聞のレースとなった。スタートでフライングがあれば、ゴールは劇的な同タイム決着。2時間9分48秒で金メダルを獲得したのは、アルフォンスフェリックス・シンブ(タンザニア)だった。
あまりにも劇的な展開だった。フライングから始まったレースは、最後の最後までドラマチック。残り1キロを切って5人が金メダルを争う大激戦となった。
シンブ、ペトロス、アウアニ(イタリア)の3人で国立競技場でのトラック勝負に。先にペトロスが抜け出し、先頭で最後の直線に入ったが、シンブが猛追する。並んだところがゴール。2時間9分48秒の同タイムながら、シンブに軍配が上がった。
マラソン強国のエチオピア、ケニアは上位争いに絡めず。スタート時の気温26度、湿度68%ながら日差しがあった序盤が響いたのか、終盤には棄権者が続出した。
エチオピアは3人全員がリタイア。男子マラソン全体では22人も途中棄権となり、初日の男子35キロ競歩(棄権10人)、女子35キロ競歩(同7人)、14日の女子マラソン(同10人)を大幅に上回った。
サバイバルを乗り越えたシンブとペトロスが、超劇的決着を生んだ。
(THE ANSWER編集部)
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