超異例フライングのケニア選手 腹痛で急失速→画面から姿消えたが…途中棄権22人のレースで魂の結末【東京世界陸上】
陸上の世界選手権東京大会第3日が15日に行われ、国立競技場発着のコースで争った男子マラソンは前代未聞のレースとなった。スタートでは、ヴィンセントキプケモイ・ゲティッチ(ケニア)がまさかのフライング。失格にならず最後まで駆け、2時間13分38秒の22位だった。

東京世界陸上第3日
陸上の世界選手権東京大会第3日が15日に行われ、国立競技場発着のコースで争った男子マラソンは前代未聞のレースとなった。スタートでは、ヴィンセントキプケモイ・ゲティッチ(ケニア)がまさかのフライング。失格にならず最後まで駆け、2時間13分38秒の22位だった。
世界の強豪ランナーが集った42.195キロは出だしから波乱含みだった。2時間3分13秒の自己ベストを持つゲティッチは、明らかに号砲より前にスタートしてしまった。
国立は騒然となり、選手は困惑。失格にならずにスタートやり直しで発進したゲティッチは、レース中にトラブルに襲われた。
24キロ過ぎ、腹部を押さえて苦悶の表情。急失速してメダル争いから早々に脱落した。中継でその模様が映り、以降、紹介されることはなかった。ただ、ゲティッチは諦めなかった。
アフリカのトップランナーは上位争いが厳しくなると途中棄権を選択する傾向があるが、ゲティッチは22位でフィニッシュ。フライングで騒然とさせた国立に帰還し、歓声を浴びた。
このレースの途中棄権は22人だった。
(THE ANSWER編集部)
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