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国立5万人悲鳴、男子100m決勝フライング失格も「緊張するものだから」 テボゴに失望なし「スポーツの一部さ」【東京世界陸上】

陸上の世界選手権東京大会第2日が14日に国立競技場で行われた。男子100メートル決勝は、オブリク・セビル(ジャマイカ)が9秒77(追い風0.3メートル)で金メダルを獲得した。レツィレ・テボゴ(ボツワナ)はフライング失格となり、場内はため息に包まれた。

フライング失格となったレツィレ・テボゴ【写真:中戸川知世】
フライング失格となったレツィレ・テボゴ【写真:中戸川知世】

東京世界陸上第2日

 陸上の世界選手権東京大会第2日が14日に国立競技場で行われた。男子100メートル決勝は、オブリク・セビル(ジャマイカ)が9秒77(追い風0.3メートル)で金メダルを獲得した。レツィレ・テボゴ(ボツワナ)はフライング失格となり、場内はため息に包まれた。

 2023年ブダペスト大会の100メートル銀メダリストで、昨夏のパリ五輪の200メートルを制したテボゴが、最高峰の舞台を走らずに去った。

 人類最速を決める男子100メートル決勝。号砲が静寂を切り裂いたが、テボゴは明らかに速く反応してしまった。審判から提示されたのは失格を示す無情のレッドカード。大観衆からはため息が漏れた。

 TBS系中継で5万人が集まったと紹介された本日の国立競技場。場内から悲鳴が起きたが、テボゴは「起こり得ることだし、レッドカードを見ても驚きはしなかった。もしかしたら少し善処してくれるかと思っていた。大舞台の決勝では緊張するものだからね。だからイエローカードか警告か何かが出ると思っていたんだ」とし、「でも、こういうことは起こり得るものだし、スポーツの一部さ」と語った。

(THE ANSWER編集部)


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