世界戦で騒然 高田勇仁が偶然のバッティングで救急搬送、意識あり 負傷判定で松本流星が新王者「申し訳ない」
ボクシングのWBA世界ミニマム級王座決定戦12回戦が14日、名古屋市のIGアリーナで開かれ、同級1位・高田勇仁(ライオンズ)と同級2位・松本流星(帝拳)が対戦。対照的なキャリアを歩んできた同学年の日本人対決は、偶然のバッティングで高田が倒れ、担架で搬送された。5回途中で試合は終了。既定の4ラウンドを超えたため、負傷判定となった。3-0で松本が勝利。新チャンピオンとなった。

WBA世界ミニマム級王座決定戦
ボクシングのWBA世界ミニマム級王座決定戦12回戦が14日、名古屋市のIGアリーナで開かれ、同級1位・高田勇仁(ライオンズ)と同級2位・松本流星(帝拳)が対戦。対照的なキャリアを歩んできた同学年の日本人対決は、偶然のバッティングで高田が倒れ、担架で搬送された。5回途中で試合は終了。既定の4ラウンドを超えたため、負傷判定となった。3-0で松本が勝利。新チャンピオンとなった。
5回、接近戦の流れで松本の頭が高田の顔面に当たってしまった。高田は倒れ、場内は騒然。出血もあり、担架で搬送された。松本も心配そうな表情を浮かべる中、負傷判定に。松本が勝利となり、チャンピオンに輝いた。まさかの結末で、松本に笑顔はなかった。
主催者によると、高田は意識があり、会話もできる状態だという。試合後は病院に救急搬送された。松本は試合後の会見で「今は高田選手、ライオンズジムの方に申し訳ない」とコメント。「頭が当たった感覚はあった。故意にぶつけたわけではない。高田選手が無事か、あの場面では一番心配だった」と話した。
高田は2015年に17歳でプロデビュー。勝ち負けを繰り返しながらもプロ28戦目で世界初挑戦の切符を手にした。これまでは日本同級王座を4度防衛して返上し、今年1月にはWBOアジアパシフィック(AP)同級王座を獲得。ジム初の世界王者誕生を目指していた。
松本は2022年全日本選手権優勝。23年2月にプロデビューし、エリート街道を進む。4戦目の昨年9月に日本同級王座を獲得。所属する帝拳ジム最速となる7戦目で世界王座に挑戦した。
両者はWBA同級正規王者オスカー・コラーゾ(プエルトリコ)がWBO王座を統一し、スーパー王座に昇格したため、空位となった正規王座を懸けて争った。
(THE ANSWER編集部)
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