桑木志帆、緊張の3日目「69」で首位 “黄色の援軍”背にメジャー2勝目へ「自信持っていくだけ」
女子ゴルフの国内メジャー・ソニー日本女子プロ選手権第3日が13日、茨城・大洗GC(6840ヤード、パー72)で開催された。前日12日の日没サスペンデッドで第2ラウンド(R)未消化の50人がプレーを完了後、第3Rを実施。2位で出た桑木志帆(大和ハウス工業)は5バーディー、2ボギーの69で回って通算10アンダーとし、佐藤心結(ニトリ)と並んで首位に立った。勝てば、昨季のJLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップに続いて2度目のメジャー制覇。海外志向の22歳は、米女子ツアー挑戦も視野に入れる。タイトルを手にし、自信へとつなげたい。

ソニー日本女子プロ選手権第3日
女子ゴルフの国内メジャー・ソニー日本女子プロ選手権第3日が13日、茨城・大洗GC(6840ヤード、パー72)で開催された。前日12日の日没サスペンデッドで第2ラウンド(R)未消化の50人がプレーを完了後、第3Rを実施。2位で出た桑木志帆(大和ハウス工業)は5バーディー、2ボギーの69で回って通算10アンダーとし、佐藤心結(ニトリ)と並んで首位に立った。勝てば、昨季のJLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップに続いて2度目のメジャー制覇。海外志向の22歳は、米女子ツアー挑戦も視野に入れる。タイトルを手にし、自信へとつなげたい。
桑木は、スタート前から「緊張していた」という。メジャー特有の雰囲気で迎えた決勝ラウンド。最終組で注目度が高まっていることもあった。だが、1番パー4では、ラフからの巧みな第2打をピン2メートルにつけてバーディー。5番パー4では、第1打、第2打を連続で左サイドの木に当てながら、ラフから残り71ヤードの第3打をピン1メートルにつけてパーをセーブした。このホールを振り返り、「ここでようやく落ち着いてきました」と説明した。
このプレーを見ていた小楠和寿トレーナーは「やはり、今季経験した海外メジャーの経験が生きていると思います」と実感を込めた。出場3試合で予選を通ったのは、全米女子オープン(56位)のみだったが、その場でつかんだ技と心をここで発揮。体の状態についても、小楠氏は「何の問題もありませんし、とてもいいです」と明かした。
昨季はJLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップを含めて3勝を飾ったが、今季は未勝利。だが、調子は8月のCATレディースでの2位を境に上向いている。そして、最終日はこの日と同じメンバー(桑木、佐藤、金澤志奈)が最終組になった。再びのせめぎ合いを想定し、桑木は言った。
「今日はみんなでバーディーをたくさん獲れたので、明日もみんなでバーディーを獲り合っていい戦いをしたいと思います。私自身は、リコー杯の時より確実に上手くなっていると思うので、あとは自信を持っていくだけだと思います」
金澤は茨城・笠間市出身。佐藤も茨城・明秀学園日立高に通っていた。桑木だけが“アウェー”になる様相だが、既に地元岡山県から応援団が駆けつけている。最終日には、父・正利さんも合流予定。全員で揃えているのが、黄色のTシャツ。桑木は“援軍”を心の拠りどころにして、残り18ホールを戦い抜く。
(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)
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