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世界陸上、勝木隼人が日本勢メダル1号! 開幕種目の35km競歩で銅「ちょっとでも日本の追い風に」大波乱レースで奮闘

陸上の世界選手権東京大会が13日、国立競技場で開幕した。東京での開催は1991年以来、34年ぶり。最初の決勝種目、男子35キロ競歩で勝木隼人(自衛隊体育学校)が2時間29分16秒で、日本勢のメダル第1号となる銅メダルを獲得した。エバン・ダンフィー(カナダ)が金メダル、カイオ・ボンフィム(ブラジル)が銀メダルだった。

銅メダルを獲得した勝木隼人【写真:中戸川知世】
銅メダルを獲得した勝木隼人【写真:中戸川知世】

東京世界陸上が開幕

 陸上の世界選手権東京大会が13日、国立競技場で開幕した。東京での開催は1991年以来、34年ぶり。最初の決勝種目、男子35キロ競歩で勝木隼人(自衛隊体育学校)が2時間29分16秒で、日本勢のメダル第1号となる銅メダルを獲得した。エバン・ダンフィー(カナダ)が金メダル、カイオ・ボンフィム(ブラジル)が銀メダルだった。

 日本勢のメダル1号は勝木だった。50キロで出場した19年ドーハ大会は27位、21年東京五輪は30位。悔しい思いをしてきた34歳が、34年ぶり東京開催の夢舞台で死力を尽くした。

 序盤から川野将虎とともに積極的なレースを展開。10キロ付近では日本勢の2人が集団を引っ張った。中盤からはウルタード(エクアドル)を含めた3人のトップ争いとなった。

 27キロあたりでウルタード、川野についていけなくなったが、ウルタードは警告3枚で3分30秒の待機を強いられ、優勝争いから脱落した。

 ダンフィー(カナダ)やボンフィム(ブラジル)に抜かれた勝木だが、終盤に川野を抜いてメダル圏内に浮上。波乱のレースで死力を尽くし、国立競技場のゴールにたどり着いた。

 レース後、勝木は「本当は優勝したかったんですけど、強かったですね。世界のトップ選手は。僕が想像していた以上に強かった」と脱帽しながら「最低限、メダルは獲れたので、ちょっとでも日本チームの追い風になったらと思います」と安堵した。

(THE ANSWER編集部)


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