東京世界陸上が開幕

　陸上の世界選手権東京大会が13日、国立競技場で開幕した。東京での開催は1991年以来、34年ぶり。最初の決勝種目、男子35キロ競歩は大波乱の展開となった。

　2022年オレゴン大会は1秒差で銀メダル、2023年ブダペスト大会銅メダルの川野将虎にアクシデントが起きたのは、27キロ過ぎだった。

　先頭を歩くウルタード（エクアドル）を追っていた川野だが、胸を押さえて苦悶の表情。蛇行するような歩きとなったが、その後も懸命に歩を進めている。

　その後にウルタードは歩型違反のレッドカード3枚で、ペナルティゾーンで3分30秒待機に。川野がトップに浮上し、勝木隼人が2位となっていたが、ダンフィー（カナダ）が猛追している。