14日に井上尚弥VSアフマダリエフ

　ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥（大橋）が12日、WBA世界同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ（ウズベキスタン）との団体内統一戦（14日／名古屋・IGアリーナ）に向けた会見を実施した。アフマダリエフはこの日、井上陣営に対して粋な振る舞いを見せ、友好ムードに。意外な一面にファンから好感が寄せられた。

　会見で顔を合わせた2人。フォトセッションを終えた井上だったが、再び壇上へと呼び戻された。アフマダリエフと握手。すると、紺色のガウンをプレゼントされた。「チャパン」と呼ばれる中央アジアの民族衣装で、尊敬する相手への伝統的な贈り物だという。

　所属ジムの大橋秀行会長、井上の父でトレーナーの真吾氏にも同じくチャパンが送られ、着用して記念撮影。アフマダリエフからは他にも紙袋が送られるなど、世界戦前に友好ムードが広がっていた。

　この場面がネット上で話題に。井上について「モンスターではない」と米メディア上のインタビュー内で発するなど、ライバル心剥き出しの印象を放ってきたが、ネット上ではその性格に好感が続々と寄せられていた。

「なんだかんだめっちゃリスペクトしてるんだな」
「アフマダリエフ良い人だな！」
「MJかわいい奴やん笑」
「アフマダリエフ実はいい奴だった」
「素敵やなー」
「感動するねこういうのは」
「めっちゃカッコイイな」

　井上は今年5月に米ラスベガスで行われたラモン・カルデナス（米国）との前戦で、2回にダウンを奪われながらも逆転の8回TKO勝ち。アフマダリエフを下せば、来年5月に計画している中谷潤人（M.T）との大一番へ前進する。