井上尚弥が会見、アフマダリエフと遂に対面 「どんな形でも勝つ」「観光に来たわけではない」14日大一番へ火花
ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が12日、名古屋市内で会見を行った。14日に同市のIGアリーナでWBA世界同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)との団体内統一戦を行う。興行は、NTTドコモの映像配信プラットフォーム「Lemino」で独占無料生配信。戦績は32歳の井上が30勝(27KO)、30歳のアフマダリエフが14勝(11KO)1敗。

Leminoが独占無料生配信
ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が12日、名古屋市内で会見を行った。14日に同市のIGアリーナでWBA世界同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)との団体内統一戦を行う。興行は、NTTドコモの映像配信プラットフォーム「Lemino」で独占無料生配信。戦績は32歳の井上が30勝(27KO)、30歳のアフマダリエフが14勝(11KO)1敗。
井上とアフマダリエフが会見で遂に顔を合わせた。ともにサングラスをかけて登壇。井上は「(相手は)コンディションもよさそう。仕上がっているなという第一印象。どんな形でも、どんな内容でもしっかり勝ちに行く」と意気込んだ。
対するアフマダリエフは「体調はとてもいい。100%整えている。日本に来て3週間経つが、街の様子も把握できた。人々がとてもいい印象だ。100%やれることをやってきている」と体調面を表現した。井上戦について「ただ単に観光に来たわけではない。勝ってベルトを獲り、歴史を作るために来た。世界一になりたい。試合では全てのラウンドですべて出し切る、恥ずかしくない立派な戦いをしたい」と話した。
以前から井上戦を望んでいたと語る。「確かに私は2年待った。明後日を楽しみにしている。待ちに待った本番。自分のできる最大限を発揮したい」と気持ちを高ぶらせた。
「キャリア最大の強敵」と位置づけるアフマダリエフとの対戦。勝てば世界4階級制覇王者の“カネロ”ことサウル・アルバレス(メキシコ)を抜き、単独で世界最多5度目の4団体同時防衛となる。井上にとって首都圏以外で初めてとなる名古屋での試合。駅の構内やバス停には、いたるところに告知ビジュアルが掲載されている。
試合に向けてはプロ転向後は初めてとなる出稽古を13年ぶりに敢行。名門・帝拳ジムと強力タッグを組んだ。また、井上とアフマダリエフの両者と対戦経験がある元WBA&IBF世界同級統一王者マーロン・タパレス(フィリピン)を招へいし約1か月、スパーリングを実施。計120ラウンド消化した。
アフマダリエフは元WBA&IBF統一王者で、現WBA暫定王者。2016年のリオデジャネイロ五輪では、バンタム級で銅メダルを獲得した。
井上は今年5月に米ラスベガスで行われたラモン・カルデナス(米国)との前戦で、2回にダウンを奪われながらも逆転の8回TKO勝ち。アフマダリエフを下せば、来年5月に計画している中谷潤人(M.T)との大一番へ前進する。
(THE ANSWER編集部)
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