世界に絶賛された女子バレー日本の「芸術」 目の前で目撃…海外実況「このチームは違う」
タイ・バンコクで7日まで開催されたバレーボール女子の世界選手権で、日本は4位だった。惜しくもメダルには届かなかったが、驚異的な粘りと多彩なプレーで海外から「芸術」と評されるなど、喝采が相次いだ。

バレーボール世界選手権
タイ・バンコクで7日まで開催されたバレーボール女子の世界選手権で、日本は4位だった。惜しくもメダルには届かなかったが、驚異的な粘りと多彩なプレーで海外から「芸術」と評されるなど、喝采が相次いだ。
15年ぶりのメダルを懸け、強国と死闘を演じた日本。3-2(20-25、25-20、22-25、25-22、15-12)で勝利した準々決勝のオランダ戦では、観る者を唸らせる粘りのレシーブから強烈なスパイクを決めた場面に熱い視線が注がれた。
第3セット7-10の場面。オランダのスパイクを宮部藍梨が指先で弾いた。こぼれ球を北窓絢音が体を投げだしてレシーブ。セッターの関菜々巳が体勢を崩しながらもトスを上げると、最後は和田由紀子が強烈なスパイクを叩き込んだ。
華麗な守備から得点に繋がったシーンを国際バレーボール連盟(FIVB)主催大会の運営などを行う「バレーボール・ワールド」公式インスタグラムが公開。文面では「ディフェンスが芸術になる」と記され、海外ファンからは「素晴らしい精神力」「日本を見るのが大好きよ」と喝采が送られていた。
日本に屈したオランダ指揮官からは、その底力に脱帽の声が上がった。「バレーボール・ワールド」の動画配信サイト「VBTV」で配信された試合後の場内インタビューで、フェリックス・コスロウスキ監督は「勝ちきる日本の経験豊かさと質の高さを見せつけられた」とその差を認め、残念がった。
日本の粘り強い戦いぶりに海外実況席からは感嘆の声も。3位決定戦でブラジルに2-3(12-25、17-25、25-19、29-27、16-18)で敗れた直後、「VBTV」の中継では、実況のデーブ・ロジャーズ氏は「なんてクオリティでしょう。12-25、17-25……数多くのチームが抵抗するのをやめてしまうでしょう。しかし、この日本チームは違います」とコメント。手に汗握る熱戦に興奮を隠し切れない様子だった。
2010年大会銅メダル以来、15年ぶりの表彰台に届かず、涙した選手たち。しかしその戦いぶりは、世界に強烈な印象を残していた。
(THE ANSWER編集部)
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