日本、韓国ドラ1確実の逸材をKO 最速157kmでも「速い」とは感じず…刺客・高畑知季の起用理由【Uー18W杯】
野球の国際大会「ラグザス presents 第32回 WBSC U-18野球ワールドカップ」は6日、沖縄県那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇などでオープニングラウンド2日目を行い、日本代表はライバル韓国に4-2で快勝。開幕から2連勝とした。前日イタリアに大苦戦した日本は、なぜ最速157キロを誇る韓国先発のパク・ジュンヒョンを打ち崩せたのか。小倉全由監督が打線に仕込んだ「起爆剤」が最高の働きをしてみせた。

イタリアに大苦戦から一夜…ライバル韓国の剛腕を撃ち崩し快勝
野球の国際大会「ラグザス presents 第32回 WBSC U-18野球ワールドカップ」は6日、沖縄県那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇などでオープニングラウンド2日目を行い、日本代表はライバル韓国に4-2で快勝。開幕から2連勝とした。前日イタリアに大苦戦した日本は、なぜ最速157キロを誇る韓国先発のパク・ジュンヒョンを打ち崩せたのか。小倉全由監督が打線に仕込んだ「起爆剤」が最高の働きをしてみせた。
試合開始早々、スタンドをざわつかせたのは韓国の先発マウンドに立ったパク・ジュンヒョンだった。立ち上がりからスコアボードには立て続けに153、155と球速が表示され、どよめきが広がった。最速157キロ、17日に行われる韓国プロ野球のドラフト会議では全体1位指名が確実視される右腕が見せた「名刺がわり」のボールだった。
ただ日本は初回、2死三塁から阿部葉太(横浜高3年)が遊撃へ適時内野安打を放ち先制。1-2と逆転された2回は、1死から「7番・一塁」に入った高畑知季(東洋大姫路高3年)が右前打で出塁。続く横山悠(山梨学院高3年)の左翼線二塁打で三進し、坂本慎太郎(関東第一高3年)のニゴロの間に同点のホームを踏んだ。さらに1番打者の岡部飛雄馬(敦賀気比3年)の右前適時打で逆転すると、韓国は投手交代を選択。パク・ジュンヒョンは1回2/3を5安打3失点(自責2)という成績でマウンドから消えた。
日本はさらに3回、2死から高畑の左前適時打で4点目。投手陣も韓国打線を抑え、アジアのライバルから白星をもぎ取った。前日、イタリアから1点を奪うのに四苦八苦していた状況からはまさに激変だった。
小倉監督は「自分のスイングをしようと言っただけですよ。いいストレートに打ち負けないように」と韓国対策をさらりと語る。その一方で、打線には刺客を送り込んでいた。この大会初先発となる高畑だ。
「もうちょっとしつこくやってもらいたくて。期待通りですね。自分のバッティングをしてくれた。助かりましたよ」
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