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平日夜に1万3000人超満員…若手躍動の男子バレー日本、お手本のような「壮行試合」から世界一へ

バレーボール男子の世界選手権壮行試合「エムットマッチ2025 Powered by MUFG」が3日、東京・有明アリーナで行われ、日本が3-2(25-18、23-25、21-25、25-17、15-10)でブルガリアを下した。第1セットを先取しながら第2、第3セットを落とした日本だが、途中出場した若手が活躍。第4、第5セットをとって逆転し、前日に続いて2連勝とした。

甲斐優斗【写真:中戸川知世】
甲斐優斗【写真:中戸川知世】

バレーボール男子はブルガリアに連勝

 バレーボール男子の世界選手権壮行試合「エムットマッチ2025 Powered by MUFG」が3日、東京・有明アリーナで行われ、日本が3-2(25-18、23-25、21-25、25-17、15-10)でブルガリアを下した。第1セットを先取しながら第2、第3セットを落とした日本だが、途中出場した若手が活躍。第4、第5セットをとって逆転し、前日に続いて2連勝とした。

 セットカウント1-2で後がなくなった第4セット、日本はチームメンバーが大きく変えた。主将の石川祐希と高橋藍という両エースをベンチに下げ、これまで出番の少なかった若手を頭から起用。専大4年の甲斐優斗や22歳の西山大翔が思い切りのいいプレーでチームを逆転勝利に導いた。

 高橋(14点)、宮浦健人(13点)に次ぎ、甲斐と西山はチーム3位タイの12点。甲斐が「途中出場でも役割を果たすことができた」といえば、西山も「自信になった」と話した。ロラン・ティリ監督も「新しい選手たちがコートにエネルギーを持ってきてくれた」と満足そうに話した。

 今年最大の目標である世界選手権(12日開幕、フィリピン)への重要な壮行試合。本番に向けてコンディションを整え、戦術面など準備をするのが目的だが、現在15人のメンバーを14人に絞り込む「選考試合」の意味も持つ。当落線上の選手にとっては「サバイバル」の試合でもある。

 この日、多くの選手をコートに送り出したティリ監督は「選手については、まだ学んでいる段階」と話し、続いて壮行試合として行われる6、7日のイタリア戦(千葉・ららアリーナ東京ベイ)に向けても「同じように、すべての選手にプレーする機会、アピールする場を与える」と説明した。

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荻島 弘一

1960年生まれ。大学卒業後、日刊スポーツ新聞社に入社。スポーツ部記者としてサッカーや水泳、柔道など五輪競技を担当。同部デスク、出版社編集長を経て、06年から編集委員として現場に復帰する。山下・斉藤時代の柔道から五輪新競技のブレイキンまで、昭和、平成、令和と長年に渡って幅広くスポーツの現場を取材した。

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