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世陸リレー代表入りも「全員が納得する選ばれ方ではない」 柳田大輝「自分の走りでしか示せない」

陸上の世界選手権東京大会は13日、国立競技場で開幕する。4日は同会場で一部日本代表選手の練習が公開された。柳田大輝(東洋大)は混合4×400メートルリレーでエントリーされたが、男子4×100メートルリレーを想定しての代表入り。「100人いて100人全員が納得する選ばれ方ではない。その部分は自分の走りでしか示すことができない」と気を引き締めた。

この日の午前中、リレーの練習に臨んだ柳田大輝【写真:日本陸上競技連盟提供】
この日の午前中、リレーの練習に臨んだ柳田大輝【写真:日本陸上競技連盟提供】

世界陸上は13日に開幕

 陸上の世界選手権東京大会は13日、国立競技場で開幕する。4日は同会場で一部日本代表選手の練習が公開された。柳田大輝(東洋大)は混合4×400メートルリレーでエントリーされたが、男子4×100メートルリレーを想定しての代表入り。「100人いて100人全員が納得する選ばれ方ではない。その部分は自分の走りでしか示すことができない」と気を引き締めた。

 本番の舞台、国立競技場で汗を流した柳田。リレーメンバーでのバトン練習も行われた。「現段階では100%の出来ではない。まだまだ精度の部分で改善できるところはあるし、個人としての走りももちろん上げていかなければいけない」と振り返り、「走るからにはメダル、よければ一番いい色のメダルを僕は目指しているし、それが達成できるチームだと思っている」と自信をのぞかせた。

 7月の日本選手権・男子100メートル予選ではフライングで無念の失格。先月の日本グランプリシリーズ・アスリートナイトゲームズin福井では自己ベストの10秒00(追い風0.3メートル)で優勝したが、個人種目での代表入りは叶わなかった。今大会は混合4×400メートルリレーでエントリーされたが、男子4×100メートルリレーでの起用を想定したものだ。

 2日の代表発表会見では、山崎一彦強化委員長が「メダルを獲るための選択肢を増やしていく」とその意図を説明。柳田については「日本選手権でフライングがあったが、力がある選手」などと評価していた。選出された柳田は「素直に嬉しい気持ち」としつつ、「表現が難しいが、多分100人いて100人全員が納得する選ばれ方ではないと自分自身わかっているつもり」と率直な思いも明かした。

 その上で「その部分は自分の走り、パフォーマンスでしか示すことができないと思っている」と意気込み。「今年は去年までよりは足速いはずなので。どの走順で使ってもらっても今まで以上の走りをできるかなという自信はある」「あとは練習して、100メートルを走ったら日本記録以上出せるんじゃないかというレベルまで状態を戻して本番を迎えたい」と出走メンバー入りへ鼻息を荒くした。

(THE ANSWER編集部)


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