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井上尚弥が「俺を避けていたのは事実」 アフマダリエフが改めて主張「ようやく実現できて嬉しい」

ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)と対戦するWBA世界同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)が1日、横浜市内のジムに登場。公開練習を前に、大一番に向けて勝利への意気込みなどを語った。両者は14日に、名古屋市のIGアリーナで対戦する。

公開練習を前に会見したムロジョン・アフマダリエフ【写真:澤田直人】
公開練習を前に会見したムロジョン・アフマダリエフ【写真:澤田直人】

14日に井上尚弥VSアフマダリエフ

 ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)と対戦するWBA世界同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)が1日、横浜市内のジムに登場。公開練習を前に、大一番に向けて勝利への意気込みなどを語った。両者は14日に、名古屋市のIGアリーナで対戦する。

 アフマダリエフは8月24日に来日。約3週間前という異例の早さでの日本入りだった。来日から1週間が過ぎ、「おかげさまで調子がいい。時差調整が一番の目的だったが解消できた」と満足げ。日本の文化に触れたか、という問いには「試合のために来た。井上に勝つために来た。試合が終わったら山とかみたい」と答えた。

「この試合には150%ぐらいをかけている。俺のキャリアにとって一番ビッグ」と試合の位置づけを語り、「井上を選手として尊敬している。世界中がこの試合を期待している」と敬意も示した。井上に優っていると思う点を問われると「自分の特徴はパンチ、技術、耐久力。総合的に持っている」と自信を覗かせた。

 5月にはアフマダリエフと契約する英興行大手・マッチルーム社のエディー・ハーンプロモーターが来日時に日本メディアの取材に対し、「3回くらい指名挑戦者だったのに、対戦を避けられたと感じている」と発言。大橋ジムの大橋秀行会長は「それはタパレスに負けたからだと言ってきました。いつでもやるのに」と受け流していた。

 アフマダリエフは「(井上陣営が)逃げていたというか、避けていたのは事実。個人なのかチームなのか2年間俺との対決を避けていたのは事実」と主張。「ようやく対戦が実現できて嬉しい」と語った。

 井上陣営はアフマダリエフを「キャリア最大の強敵」と位置付けている。アマチュア時代は、2015年の世界選手権で銀メダル、16年のリオ五輪で銅メダルを獲得。18年3月にプロデビューを果たすと、20年1月から23年4月にマーロン・タパレス(フィリピン)に敗れるまでWBA&IBF世界同級王座を保持していた実力者だ。

 興行は、NTTドコモの映像配信プラットフォーム「Lemino」で独占無料生配信。戦績は32歳の井上が30勝(27KO)、30歳のアフマダリエフが14勝(11KO)1敗。

(THE ANSWER編集部)


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